“千歳山” 初詣!初登頂! |
昨年の春からはじめたこの登山、もう何十回登頂を果しただろうか、冬になってもその登山中毒は一向に醒める気配は無く、それどころか、季節ごとの表情豊かでダイナミックな変化を、こころの底で楽しむ余裕さえ出てきた。・・・とは言っても、雪に包まれた千歳山のふところにもぐりこんだことはまだ一度も無く、そんな期待と不安に魅力を感じながら、何時もの大鳥居のある登山口からゆっくりと山頂を目指した。
昨日の元旦は何時もと違って、その登山口から昇り降りするたくさんの人で埋め尽くされた。それは、無数の赤い鳥居を上り詰めた先にある「千歳稲荷神社」に初詣に訪れた人たちで、「そうだ、ここは神社でもあったんだ!」と、そんな人たちに紛れ込んで、私も初詣!。そして、引き返していく人達をよそ目に、私は続けて登山道に入り山頂を目指した。
さすがにこれだけ雪が降り続くと登山道も真っ白だが、その上を同じ山頂を目指すたくさんの足跡で踏み潰され、決して登り辛くは無い。逆に下山では、僅かにきつい傾斜でも、深長靴の私はすべり落ちるのではないかと一歩一歩足場を確認しながらゆっくりと下山を続けなければならなかったのだが、その登山道に張られていたこの一本のロープが手摺代わりになるのだ・・・ということに、私は昨日初めて気がついた。(左下の写真)そして、七合目に差し掛かったところで見えた下界の光景に、私は暫くの間感動していたのだった。(冒頭の写真。)その後順調に山頂へ到着したのだが、そこから見える光景はあまりに俯瞰過ぎて何故か迫力に欠ける。
曇り空の元旦、“初日の出”を見ることは出来なかったが、私が登山を始めようとした瞬間!、見事に晴れ渡り、青い空と白い雪が、強い太陽の光りで益々コントラストが強くなり、そんな美しい光景は下山を終えるまで続いていた。
だが、私がマンションに帰った直後から又鉛色の空に変わり、雪がちらほら落ち始めた。
「そうだ!・・・以前から私はやっぱり“晴れ男”だったのだ!」