3月2日 “旧初午” |
先日の千歳山は登山道にも雪は無く、気温もだいぶ上昇。快晴の青空から降り注ぐ太陽の日差しを受けた私は、ジャンパーを脱ぎ、そして両袖を腰に巻き結んだ。山には鳥の囀る声が響き渡り、リズム良く呼吸を繰返しながら、時々澄んだ爽やかな風をいっぱい吸い込んでみた。
私は、今も変わらずリズム良く、3日に一度は登頂を果しているが、先週の事、日没ぎりぎりに下山したことがあった。山頂展望台から始めてみる西に沈みかけた太陽は、展望台の屋根と、その屋根に積もった今にもなだれ落ちそうな雪と、無数の松の木をシルエットに映し出し、刻々と沈み行くそんな千歳山の表情に、いつもとは違った魅力を感じた。
昨年の春から登り始めたこの千歳山登山だが、その山の表情は1日たりとも同じだったことは一度もなく、毎回いろんな表情を見せてくれるのが一番の魅力。
以前、下山途中にある稲荷神社には、3月2日は“旧初午”(旧暦の2月始めに訪れる午の日)だという、こんなお知らせが貼ってあった。
今日は早くもその“旧初午”の日。
この日、神社によってはその年の稲が豊かに稔ることを祈る祭“祈年祭”『としごいのまつり』が行われのだという。
さて、今年もいろいろな意味で稔り多い年になってほしいと願うばかりだ・・!