3月31日(火)、3月最後の今日も朝8時前から千歳山に入った。気温は低いものの空は快晴!。何時ものように足の運びと呼吸のリズムを合わせながら、チチッ・・チチッ・・と、何処からか聞こえてくる小鳥の鳴き声を体で感じながら、気持ちのよい山道をトツトツ・トツトツ・と楽しんでいた。すると私の少し斜め上から、カサカサ・・カサカサ・・カサカサカサ・・と、枯れ葉の音がだんだんと近づいてきて、「な・・なんだ!・・」と思っていたら、私の目の前をなんとも可愛い一匹の“リス”が素早く横切った。びっくりした私は思わず立ち止まり目で追いながら・・何とかデジカメを構えた(写真中央)。私は、一年続けたこの千歳山登山で、今日始めて大自然に生きる動物に出会ったことになる。今出会ったばかりの“リス”のそんなしぐさを思い出しながら、なぜか嬉しい気持になり、私は又、トツトツと山頂を目指した。「おはようございま~・・す!」と、既に下山する人と挨拶を交わしていると、今度は私の足元でジャリッ・・と音がして、今日も又大きな霜柱を踏んだようだ。
(この霜柱も、まるでガラス細工のように美しい!。)
ほどよくして、ようやく山頂の展望台に立った私は、遠くの美しい朝日連峰を眺めながら、今日出会った“リス”だけではなく“野うさぎ”も生息しているということも思い出しながら、この千歳山の、その自然の豊かさを改めて感じていた。
3月最後の今日も、いつもとは又違った千歳山を味わいながら下山。又、時々立ち止まっては樹齢
150年の風雪に耐えた緑滴る松の大木を見上げた。
「イワガラミ」・「オオカメノキ」・「ミズナラ」・「アオハダ」・「コナラ」・「ヤマボウシ」・・などなど、そんな松の大木の他にも沢山の樹木が生息するこの千歳山!。何時芽を出すのだろうか・・?と、樹種名が掲げられた木々の、その枝の先を一つ一つ眺めながら、私は3月最後の今日、爽やかに吹く風の美味しさを満喫した。
(登山口近くでは、こんな竹の美しさも味わうことが出来る。)
下山した私は、汗ばんだ体でお風呂を味わい、コーヒー片手におもむろに事務所のイスに座った。
マンションから歩いて登山が出来るこの環境と、山頂を目指せるこの健康に感謝しながら・・・・
さて、今年はどんな感動的な千歳山を体験することになるのか、私は、今登ったばかりの千歳山を部屋の窓から眺めながらパソコンに向かい・・今日の仕事を始めた。