“春・・満喫” |
土曜日の今日、早朝空を見上げれば雲ひとつない快晴!。有無を言わさず・・私の体は条件反射のようにウキウキしながら既に千歳山に向かっていた。
自宅からほどよくして、何時もの大鳥居のある登山口に到着すると、一週間前には蕾だったソメイヨシノがまさに満開を迎えていて(左)、その香りさえ漂うような爽やかな風を体いっぱい吸い込んで、私は何時ものようにこの大鳥居をくぐり、トツトツトツトツと、石の階段を登り始めた。
一週間ぶりの千歳山は、明らかに春の新緑に染まりつつあり、ここ一週間でだいぶ新芽も大きくなったようだ。・・・そして・・なんという清々しさ・・!。眩しいほどの新緑を楽しめる眼を持ち、爽やかな風の匂いを感じることの出来る臭覚を持ち、鳥の囀りや風の音を聞くことが出来る聴覚を持ち、そして何よりも山頂を目指せる丈夫な体に恵まれた喜びを全身で味わいながら、もう何十回登っただろうか、同じ登山道を何時もと同じように坦々と登り続けた。
「うわぁ~・・綺麗!」と、消えてしまったばかりの雪を思わせるような真っ白な“こぶしの花”がところどころに咲いている(右)。私は少しだけ近づいてみたが、その姿は弱々しくも美しく、思わずついデジカメ!。「おはようございます!。」と、又何時ものように沢山の人と挨拶を交わしながら、快調に登り詰めいつの間にか山頂に到着。久しぶりに見る月山が、青空に真っ白な雪が目にまぶしい(冒頭の写真)。
この変わり行く季節を、これからいつでも楽しめるのだと思うと嬉しさがこみ上げてくる。
下山途中、道のすぐ脇の田んぼに、いつの間にか“つくし”が埋め尽くし、圧巻!(下)。