NHK大河ドラマ『天地人』と “東京都議選” |
(多数の国民が望んでいた活字が躍る。今日の朝日新聞から。)
NHK大河ドラマ「天地人」も、「石田三成」率いる西軍と、「徳川家康」率いる東軍との天下分け目の「関が原の戦い」まであと10年弱とまで迫ってきた。おりしも、現世では、衆議院選挙という、どちらが西軍か東軍か・・・自民対民主の“天下分け目の戦い”に向け、両軍ともその睨み合いが暫くの間続いている。そして昨日、地方の闘いとは言えその前哨戦ともなった東京都議選にて、保守自民党が惨敗、民主党が圧勝!、第一党となった。これは地方特有の結果・・・ではなく、これまでの長期に渡る保守自民の、霞ヶ関の官僚主導体質にヘキヘキ!。国民から預かった大切な年金のその取り扱いの杜撰さや、数限りない税金の無駄遣い、私腹を肥やすだけの世に無意味な天下りなど、庶民感覚の麻痺が続く安穏とした保守の世界に怒りがこみ上げた結果なのだろう。
昨日の「天地人」では、「直江兼続」が大活躍する。出羽国(羽州)と陸奥国(奥州)の戦国大名「伊達政宗」や、「佐渡島」を支配していた守護代「本間氏」に対し、庶民の命を犠牲にし勢力争いを続ける時代ではないと、命を掛けて説く。「伊達政宗」は聞く耳を持たなかったが、「本間氏」を見事屈服させたのだ。平和を望む「直江兼続」の、あの兜の前立「愛」の字が、いよいよ新鮮に見えてくる。“天下分け目の戦い”となる衆議院選挙においては、現世のこの戦いが、決して党派の勢力争いであってはならないのは勿論だが、政治家としてのプロは、党利党略から離れ、今苦しむ国民の幸せを最大の目的にし、官僚に屈することなく大胆な改革が必要なのだろう。
派遣など非正規雇用は労働者の3人に1人という1600万人、生活保護者が156万人、貧困層(ワーキングプア)・・つまり、生活保護費にも満たない月収10万以下の人口が1,600万人、そして、不幸にも自殺者が30.000人を超えるこの国日本!。・・・どうかこの国日本の世直しに、あの「直江兼続」のような政治家が現れてくれないものか・・と、心から願わずにはいられない。