一週間後に我が「劇団山形」の公演を控え、昨日、舞台装置製作のすべてが完了した。そして、舞台装置担当の私は、その数十枚となったパネルの枚数や細部の部品の確認など、一枚欠けても後戻り出来ない緊張感と、見落としてはならない・・という集中力を駆使し、何処にも問題が無く、仕込みを待つだけとなったことを、ようやく確認。そして、仕込み当日の建て込みの手順など、そのシュミレーションを繰り返し、昨日の午前で準備が全て整った。
劇団の公演の準備に安堵した私は、今日、我がマンションのベランダに立てば、正面の千歳山も山頂近くから徐々に葉が落ち出し、その美しさの表情を変え始めていようだ。そんな時、何時も燃えるように色付く山形市内中心部の東原町にある「もみじ公園」を思い出す。
私は、ブログを書き続けて三年半が経ち、最近は、昨年の今頃はどうしていたか・・過去の日記を振り返るように読み返すことが多くなったが、早速、昨年は「もみじ公園」に、何時訪れていたのだろうと、自分のブログを振り返ってみた。すると、11月11日と、同じ月の21日の2回訪れていたようだ。そして、よく読み返してみれば、11日ではまだ早く、21日には既に葉が散り続け、この日降った初雪の上に、散る紅葉の葉の美しさに感動したのだった。ならば、今日は15日。ジャストタイミングではないか!と、自宅から5分の東原町の「もみじ公園」に向った。
今日は日曜日とあって、さすがに駐車場は満車状態。ちょうど、出ようとしていた車と入れ替わりに駐車することが出来た。さてさて・・・どんな紅葉を見せてくれるのか、ウキウキワクワクしながら、公園に到着。
そして・・何と言う光景だろうか!、紅葉の葉は茜色・・というよりは、まさに真っ赤に染まり、圧倒的な鮮やかさを放っている。私は、遠目でその光景を暫し楽しみ、そして、その紅葉の巨木の真下に入り、そっと見上げてみた。秋晴れの青い空に真っ赤な紅葉の葉のグラデーションが、言葉にならない美しさを放つ(写真)。やはり15日の今日は、グットなタイミングだったようだ。
先日の金沢「兼六園」の紅葉と、あの雪吊りの美しさに感動したばかりだが(上:ネットから)、この「もみじ公園」もようやくその雪吊りが終わり、色付く紅葉と共に、不思議な美しさを魅せてくれた。(下)