“晴れ男” を、実証! |
そして、車は、あの「長谷堂城跡」の前を通り、348号線をひたすら長井に向って走っていると、だんだんと雨が上がり、少しだが遠くに青空が見えてきた。何とか「地鎮祭」の時だけでも、雨は我慢してはくれまいかと願いながら、曲がりくねった山道を進んでいると、僅かだった青空がだんだん広がり、時として眩しいほどの直射日光まで差し込み、晴れ渡ってくるではないか!。「私はねやっぱり晴れ男だったのか・・?」と、目に見えない不思議さを思いながら、車は、348号線の峠を過ぎ、くだり始めた。そしてある瞬間、目の前になんとも美しい光景が広がった(写真)。透き通る青空をバックに、真っ白な雲海に浮かぶ遠くの朝日連峰。私は思わず車を路肩に止め、車を降りてベストアングルを探した。なんという美しさだろうか。私は、早朝の澄み渡った僅かな風を受けながら、その光景の前に暫し立ち尽くした。
そして、朝8時に現場に到着するも、又重い雲に覆われ、今にも雨が落ちてきそうだ。私は、「地鎮祭」の準備を進めながら、時々、「我慢してよぉ~・・!」と、空を見上げた。暫くして、施主と神主さんも到着。いよいよ「地鎮祭」という・・その瞬間、青空がどんどん広がり、強い太陽の光がまたしても眩しく差し込んできた。
30分続いたその儀式は、汗ばむほどの陽気が続いた。これで、私は紛れもない「晴れ男」かと、からくも、青空の下で無事「地鎮祭」を終え、山形に帰ろうと車をらせた瞬間!、空は、又重く曇り始め、雨・・どころか、それが雪に変わったではないか。なんというタイミング、自称「晴れ男」を実証した私は、「危なかったなぁ~・・!」と、思わず胸を撫で下ろした。
さて、今日の夜は、いよいよ「劇団山形」の装置の”荷積み”。
そろそろ出掛けなければならない・・!。