”こころ”にも心地よい・・秋風! |
そんなあわただしい日々を過ごしながらも、私は相変わらず千歳山登山だけは続けている。今日の、目が覚めるような秋晴れを、又体で感じたくなり、昨日に続き連日の登山となった。手袋がないとかじかんでしまいそうな気温にも関わらず、私は何時もの軽装で出かけてしまった。でも、トツトツ・トツトツと、暫く登り続ければ体は火照り、指先まで温かくなった。そして、何時降った雨なのだろうか、登山道に積もった枯れ葉がたっぷりと水を含み、一歩又一歩と足を運べば、枯れ葉の下からじわっと水が滲んでくる。私は、それを避けようと、時々狭い登山道を右に左に体を移す。木々はすっかり葉を落とし、私の視界は枝と枝の間を擦り抜け、遠くの景色にたどり着く。山頂からは、何時も見えるはずもない県庁舎ビルがくっきりと姿を現した。そして、展望台に登れば、「うわぁ~・・綺麗だ!」と思わず独り言。下界の景色に薄い雲の層が覆いかぶさり、その又はるか上に「月山」が、まるで宙に浮かんでいるように見えた(下の写真)。雪で真っ白になった「月山」、真っ青な空とのグラディーションが美しく、絶景である。これだから登山は止められない!。