七日町“ほっとなる通り”に・・自転車道が! |
「特別養護老人ホーム」は別として、特に様々な理由で「軽費老人ホーム」などに入居する比較的健康な高齢者は、郊外ではなく、映画館や図書館、飲食店やスーパーなど、徒歩圏内で日常的な買い物が出来る街中に住みたいと思っている人は少なく無いのだろう。だが、現実には、老人ホームのそのほとんどは、一見、自然に囲まれ環境に恵まれた郊外や、時に山中に見ることすらある。
それとは別に、中心商店街の七日町周辺には、確かに駐車場は点在しているが、気軽に移動しながら楽しむには、高齢者に限らず自転車は確かに便利な乗り物である。だが、私も七日町の歩道を歩いている時に、後ろから猛スピードで走り去る自転車に、ヒヤッとしたことが何度かあった。特に、歩道を携帯電話片手に自転車を操作する姿は、いかにも危なっかしい。あるところでは、歩行者と自転車とが死亡事故を起こした・・とも聞いた。
高齢者の家庭内事故死・・・、例えば浴槽での溺死、階段からの転落死など、その件数は交通事故死に匹敵するといい、火災による死者数の約半分を高齢者が占めるともいう。平成27年(2.015年)には26%と4人に一人が高齢者(65歳以上)になると見込まれるのだという。在宅での介護や生活支援サービスの充実は勿論だが、スロープや手摺やこの自転車道など、高齢者に優しい街づくりが早急に必用なのかもしれない。