死ぬほど危険な・・『吹割の滝』 |
つまり、そのコンクリートの歩道は一メートルと少しという狭い巾で、行きと帰りの人たちがすれ違うのもやっとというその巾(左の写真で、左下に白く見えているのがその歩道)。そして、滝から流れてくる大量の雪解け水で、滝まで続いている渓流の流れは、観光写真で見るよりも遥かに水量が多く、それに、凄まじい速さで流れているのだ。何故か一本の手摺もないこの狭い歩道ですれ違いざまにぶつかって、間違ってこの一メートル下の川に落ちれば、その流れにあっという間に飲み込まれる。それに、『吹割の滝』ほどではないものの、直ぐ下流にある大きな滝まで流され、その滝つぼに転落するのは間違いない。まして、一度転落すれば、人は助けようもなく、この川から這い上がる・・などとは不可能なのだ。それは、まるであの電車を待つホームの、線路に転落する危険性よりも危険だ!。そんなことを想像していたら、急に怖さが増してきて、私は、その狭い歩道を恐る恐る『吹割の滝』に向って歩いて行った。行く人も帰る人も、危険を避けるため川側を避け、山側に寄って歩いているのだが、すれ違う時も進んで川側に寄り、道を譲る人はいないのだ。
しょうがないので、歩道を外れた山側に片足を掛け、何とか道を譲るのである。
・・・どうしてもう少し歩道が広く出来ないのか・・?、
・・・どうして川側に手摺がないのか・・?。
・・今思い出しても・・あぁ~こわっ・・!