左回りの法則?・・右回りの法則? |
皆様、又暫しお付き合い下さいませ!。
様々な競技場、例えば「陸上のトラック」・「スケートリンク」・「自転車競技」・「野球ベース」・「競輪」・「競艇」、それに「F1カーレース」など、そのほとんどは何故か左回りだ。つまり、人間の手足で競技するスポーツは全て左回りなのである。
なぜ左回りなのか!・・、そこには確固たる理由があった。
「人間の心臓は わずかに左半身にあるため、それをかばおうとして左回りをする。」
「人間は右利きの人が多く、回る時右の利き足で内側に蹴り込む方が走りやすく、記録が出やすい。」(実際に走ってみると、確かに回りやすい。)
「感覚を司る右脳は、身体の左側の器官とつながっているから」
「人間の体には右側に重い肝臓があり、バランスを取るため左に重心が移る習性がある。」
医学的には、「人間の体は右にひねりにくく、左にひねりやすい。」
更に、人間は、何故か右回り(時計回り)より左回り(反時計回り)に安心感を感じるのだという。
(逆にお化け屋敷などは不安感を高めるために、あえて右回りにしているともいう。)
などなど、人は、スポーツなどで本能的に左回りになりやすいその理由は一つではなさそうだが、
これらの法則を、『左回りの法則』・・・と呼ぶらしい。
この『左回りの法則』は、コンビニエンスストアーなどの商品の配列や、アパレルショップやその他のアイテムショップやスーパーなどなど、各種のお店の配列にこの左回りの法則を取り入れているという。
それとは逆に、人工的なものには右回りなものが多いのである。
例えば、「時計」・「ねじ」・「ペットボトルのフタ」・・・、それに「盆踊り」や「回転寿司」も(笑)。
では、なぜ右回りになるのか?・・それにも幾つかの理由があった。
私たち人間は、精子と卵子が受精する事によって“生命”を得るのだが、不思議なことに、受精した瞬間からその受精卵が右回りの回転を始めるのだといい、それを、専門家たちの間では、“生命のダンス”と呼んでいるという。何と素敵な呼び方だろうか、そんな“生命のダンス”から始まり、人間は右回りで生命を消費していく。・・つまり、右回り=消費、消化、老化という図式が成り立ち、つまりは右回りで死に近づいていくのだそうだ。
“DNA”の螺旋構造や自然界に存在する回転しているもの、(地球の磁気や自転・公転が関係するものは別。)は、ほとんどが右巻きであるといい、そういった意味では、万物は普通右回りになるのが自然なのだという(ただし、スポーツは左回り)。これらの法則を突き詰めていくと、「心理的リアクタンス理論」とか、自然科学理論の総称である、「量子論」まで登場してくるだから、私の理解はここまでが限界である。
でも、万物は右に回ると強くなるといい、グラスに注がれたビールに棒を入れて右に回すとビールがまろやかになる・・というのは本当のようだ。(私はまだ実証していないが。)
「ねじ」や・「ペットボトルのフタ」は、右に回すと締まるようになっている。人間の筋肉のあり方が、右に回しやすく出来ているのである。つまり、右利きの人が使いやすい様に作ると自然と右回りになるのである。
これらを、『右回りの法則』・・と呼ぶらしい。
ちなみに、回転寿司の右回りは、寿司屋さんが実験をし決めたのだという(全てではない)。一見、左から来る寿司を右手で取るほうが取りやすいように思うのだが、右利きの人には、右から進んでくる寿司を“右手で追うように取る”のが自然なのだという。つまり、右利きの人が使いやすい様に作ると自然に右回りになる・・ということのようだ。。
右か・・それとも左か?。どちらに回るのかは、それは、宇宙の摂理から始まり、人間の命が誕生し“生命のダンス” や、“DNA”の螺旋構造によって、人間の内臓や筋肉などの“しくみ”が決定され、私たちは、そのことによって自然に左に回ったり、右に回したりと使い分けているようである。