千歳山で・・又も大雨! |
そして、登山口の大鳥居を潜った私は、登山道に美しく落ちる木洩れ日を見つめながら、今日も又、口ずさむことのない“演歌登山”である。いやぁ~・・それにしても暑い!。暑い!・・暑い!・・と言いながらも、でも、山の香りと鮮やかな緑に囲まれるのは気持ちがいい!(上)。暫くすると、木洩れ日が落ちているというのに、何故か杖を持つ水平に伸ばした右腕に水しぶきのような冷たい感触を感じた。えぇ~・・雨?・・と思った瞬間、ザザザザァ~・・という音がした。見上げれば生い茂る枝の間から確かに鉛色の雲が見える。どうやら大粒の雨が落ちたようだ。登山道を覆う茂みのお陰で、葉を鳴らす雨音の割には、体ではあまり感じていないが、雨の心配の全くしていなかった雨具の持たない私は、はて・・どうしたものか?と。そして、暫く様子を見るも、雨の勢いは衰える気配は全く無い。どうやら・・今日は登山を諦めたほうがいいようだ。山頂を目の前にした八合目あたりからおもむろに引き返し下山。そして、アスファルトの道路を歩き始め、自宅に戻ろうとしたころになって、今度は急に雨が上がったかと思えば、嘘のように又日が差し込み始めたではないか!。なんという天気なのだろうか・・と。そんな、気まぐれな天気に振り回されながら、私の体は、猛暑の中でしっかり汗と雨でびしょ濡れである。
昨日は、そんな中途半端な登山だけでは終わってはいない!。シャワーを浴び、気を取り戻した私は、昨日から始まった「山形美術館」で催されている『親鸞展』に向かった。そして、その、とても解りやすい展示方法によって、壮絶な「親鸞」の生き様を堪能した・・・その帰りに、ふと、昨日は今日から始まる「花笠祭り」の前夜祭だったことに気がつき、そのまま七日町通りに侵入!・・である。
しっかり冷えたビールを片手に・・うまぁ~~~・・い!と、生ビールに暫し舌鼓。
(猛暑の中、この信じられない”ヤクルト君”の着ぐるみ姿、・・・大丈夫なのだろうか?。右)
でも、珍しくもない生ビールながら、登山の後だからなのか、顔をゆがめるほどにその喉ごしの上手さを感じたのは、何故か久しぶりな気がした
そして、仕事から解放されたその気分で、今度は何やら「警察楽隊」による街角コンサートで音楽を堪能。更に、生ビールを片手に七日町通りをうろうろすれば、近くで何やら「街角コント」の様子!。この、得たいの知れないプロレス姿の怪しい奴ら・・!。でも、何故か引き込まれ暫く見つめるも、猛暑の中の汗だくの熱演ほど、どうも笑えないその光景に、私は時々苦笑い(下)。