ここのところ、暑い!・・暑い!と、朝から晩まで何処に行っても、「暑いですねぇ~・・!」と、何度聞くことだろうか。今工事中の現場では、職人たちのための熱中症対策に「塩」と「水」を常備し、それに熱中症防止のための“飴”まで備え付けてある。これほどに暑ければ、現場を監督する人たちは、汗だくになって働く職人達の、そんな心配もしなければならない。私も、3日に一度は千歳山の山頂に立っていたのだが、このうだるような暑さに登る気力が消えてから一週間が過ぎた。昨日の夕方四時頃、仕事の手を休め何気なしに我が家のベランダに出てみれば、強い日差しに相変わらず気温は高いが、何やら少し風が出てきたようだ。私は、目の前の千歳山を眺めながら、さて、5時半には下山出きるだろうからこれから千歳山に潜り込むとするか・・と、おもむろに登山の準備に取り掛かっていた。すると、千歳山の方向から、ゴロゴロゴロ~・・!と音が聞こえてくる。・・えぇ~・・まさか~・・雷?、と、もう一度ベランダに出てみれば、さっきまで明るかった空の色が、急にくすみはじめ、まるで墨を刷いたような不気味なほどに黒っぽい空に瞬く間に変っていく(下)。
(遠くの空のように、明るかった空が見る見る黒く変化し、不気味な怖ささえ感じた。)
そして、まだ四時だというのに、あたりは段々と暗くなり、まるで日没のような明るさに変った。そして、穏やかだった風は暴風に変り、あっと言う間に、ザザザザア~と大粒の雨が暴風に煽られ、横殴りの大雨となって窓ガラスに叩きつける。私は、「又かよぉ~・・!」と、先週の登山で、突然の雨にびしょぬれになったことを思い出した。
良く考えてみれば、台風四号が北上中なのだから、不思議な天気ではないのかも知れないが、それにしても、最近の気候はちょっとおかしい。青空に、日差しが差し込んでいる・・と思ったら、見る見る間に曇りだし、それもスコールのような豪雨が叩きつける。・・・かと思えば、あっと言う間に雨が上がり、そして又日が差し込む。世界各地で起きている異常気象に、何かしら関係しているのだとすれば、それは、元をたどれば紛れも無く私たち人間の仕業なのだろう。
昨日の夕方も、あっと言う間のできごとだったが、驚くのは、けたたましく鳴り響く雷で、地響きがした。