久しぶりの・・心地よい“風” |
私・・・・・・「今日は風あっから大丈夫だ!」
管理人さん・・・「熱中症ならねよに、ちゃんと水も持っていがねどぉ~・・!」
私・・・・・・・「はい・・この通り!。」
と、私はショートパンツのお尻のポケットからミネラルウォーターを取り出して見せた。
管理人さん にっこりしながら、・・・「じぁ~気をつけて行ってらっしゃい!」
「言ってきまぁ~・・す。」と、ミネラルウォーターを又お尻のポケットに戻し、私はマンションロビーのドアを開けた。
南の日差しを受けた千歳山は、反対側のアスファルトの道路に日陰を作り(上)、私は、その日陰にもぐりこみ、思いのほかその心地よさを感じながら、何時もよりも軽快に登山口へと向かった。
何時ものように、トツトツ・・トツトツと登山道を登りはじめ、・・そして暫く経つと、ザザーザーザザ・・と、強い風がたくさんの枝の葉を鳴らし続け、私は、強いがとても心地よいその風を、汗ばんだ肌と研ぎ澄ました耳でしっかり感じながら登り続けた。
山頂に近くなるにつれ、風は益々強くなり、ザザーザーと、葉を鳴らすその音は、まるで豪雨の時と同じような音を立てる。そんな強い風を受けた私の体は、薄く滲んだ生ぬるい汗が熱を奪う媒体となって、汗は、むしろ冷たさを感じるほどだ。強風で髪を乱し、Tシャツをたなびかせながら、何て気持がいいんだろう・・・と、思わず又独り言!。