午後5時半過ぎ、穏やかな日本海の水平線近くには、これから沈もうとする燃える太陽が浮かんでいる。空は晴れ渡り、夕方というのに爽やかな青さのままだ。左上の遠くには、その太陽の光を受けて、三日月型にうっすらと白くなった月が見える。それは、不思議なほどに平面的だ。正面の太陽は、水平線近くに僅かに浮かぶ薄い雲を徐々にオレンジ色に変えていく。そして、その雲の真後ろになった燃える太陽は、フィルターを通したように輪郭がくっきりと現れ、平面的なオレンジ色に変った。午後5時50分、その太陽が水平線に触れたかと思った瞬間、その接点は瞬時に海とつながり、まるで太陽が海に吸い込まれていくかのようだ。そして、見る見る太陽は沈み、残った薄い雲は“夕焼け”となり、月だけはさっきのままだ。
動く地球を実感した瞬間でもあり、海に沈む太陽は、何度見ても感動的である。
青森県西津軽にある、観光施設でもありコテージが立ち並ぶ「wespa椿山」。私は先日、この、ダイナミックな天体ショーを、この「wespa椿山」の展望風呂から眺めていた。(画像はネットから)
そして今日、日の出前の5時半、自宅のベランダに出てみれば、東の空に、ドキッ・・とするような朝焼けを見た。