ゴールデンウイィークも早いもので、今日は5月5日。明日の6日を休暇とした方には、まだ3日も続く。「子供の日」となった今日、リュックにはお弁当が入っているのだろうか、千歳山は子供連れの家族が、必死に山頂を目指す姿が目立った。ゴールデンウイィークには観光地や動物園や遊園地も良いが、お弁当を持ち家族で登山・・などといった過ごし方もとても素敵なことに思えた。
(途中の稲荷神社へ続く石の階段では、鳥居に負けじと真っ赤な椿が花を咲かせた。)
(登山道は、新しい緑に囲まれる。)
芽をだしたばかりの新しい緑の色も眩しい登山道を、何時ものようにトツトツ登り続ければ、あちこちで、そんな元気な子供たちの声が響き渡る。見上げれば、清々しいほどの青空が広がり、Tシャツの上にシャツ一枚というジャンパーも必要の無い、ほど良い陽気。足元には小さな昆虫が動き回り、私の近くでふわふわととても小さな蝶が舞い、遠くで小鳥の囀りが聞こえている。
山頂展望台の足元には、「オクチョウジザクラ」が小さな花を咲かせる(上)。そして、僅かに肌に触れる風の、何と気持ちの良いことか。山頂で、はしゃぐ子供と一緒にお弁当を囲む家族を見つめながら、これが“生かされている”ことの”幸せ”なのだ・・と。