「米沢市上杉博物館」・・≪昭和の旅の記憶≫・・展 |
子供のころから皆貧しくはあったが、夢と希望に燃えていた昭和。私は、建築の勉強を始めることになった高校時代、就学旅行で「日本万国博覧会」の大阪を訪れ、その万博の夢のような「建築」に目を丸くし、将来訪れようとしていた世界に心がわくわくしたのを覚えている。そんな昭和・・という時代とは、テレビの本放送開始・・・ビキニ環礁で水爆実験・・・東京オリンピックが開催・・・日本の総人口が1億人を突破・・・あさま山荘事件発生・・・沖縄返還・・・東京ディズニーランド開園・・・二度のオイルショック・・・本格化したバブル景気で平成に突入。そんな“昭和”が今、「米沢市上杉博物館」にて、「開館10周年記念企画展・『昭和の旅の記憶』」と題され、主に“旅”に関した昭和の記憶がその展示室に蘇っている(上はそのチケット)。“旅”・・と言えば、昭和60年「東北新幹線」が開通されたこと大きく影響、その後平成に入って「山形新幹線」が開業して以来、新幹線は山形の“旅”に欠かせないものとなった。
未曾有の「東日本大震災」が起きた平成というこの時代も、早今年で23年目を迎えた。さてさて、「大震災」を乗り越え、その復興も含め、後世にどんな記憶を残すことになるのだろうか?。勿論、昭和で抱いていた価値観とは大きく変っていく・・、変わらなければならないだろうけれど、せめて同じ“希望”と“夢”を持ちたいものである。