『山形国際ドキュメンタリー映画祭2011』・・ありえない・・”夢” |
A・・「人気の映画だけに、行列が出来ているんですけど・・、Bさん!、市民賞の投票用紙はどこにあるんですか?。」
B・・「え!、何時もの所に無いんですか?・・、おかしいなぁ~、じゃ~控え室探してきます。」
A・・「Bさん!、もう開場になってしまうんですけど、投票用紙まだ見つかりませんか?」
B・・「あれだけ皆で確認したのに・・、何処にも見当たらないんだ!、困ったよ~!・・困った!。」
A・・「この大ホールは600席あるんですよ!、今からでは投票用紙600枚は作れないし・・どうしよう!」
A・B・・「そりゃ~・・どうしようもないさ!」
映画が終わって出てきた観客・・「この映画だけ何で市民賞の投票用紙が無いんだよ!・・、不公平じゃないか!・・どうなってるんだ!」
そして表彰式当日・・
司会者・・「この度の市民賞については、ちょっとしたスタッフのミスがありまして、残念ですが市民賞はありません。大変申し訳ありません。」
観客・・・怒号とブーイング・・・
・・・勿論!これは夢であります。
でも、投票用紙を探し回ったのは事実なのである。この時、私たちはちょっとだけあわててしまった。でも、勿論直ぐに探し出す事が出来て事なきを得たのである。そして、全てにおいて私たち市民賞スタッフにはミスは無く、無事市民賞を選ぶ事が出来た。でも、絶対あってはならないことでありながら、この、ありえなくも無い“怒号とブーイング”の状況を想像するだけで、無事に終えた今でも・・血の気が引く。
そして、映画祭もあっという間に最終日を迎えた今日の夕方5時、大賞を含め、私たちが観客の声を集め選び出した「市民賞」と共に、様々な賞が発表される。だが、私たち市民賞スタッフの仕事はまだ終わってはいない。その後に行なわれる「さよならパーティー」で、投票用紙の裏に書かれた観客の感想を直接世界の監督に手渡ししなければならないのである。
さて、ちょっと疲れ気味の私ではありますが、市民賞スタッフ控え室の掃除もあり、又、そろそろ出かけなければならない。(数々の感動は、後日又このブログで・・。)