茜色の“カエデ”が・・・デザインされた絵のように! |
今日、日曜日の早朝、空は雲ってはいるものの、どこかほわっとした温かさがあり、私は半袖姿に、背中のリュックには、寒かった先日の温かいお茶の替わりに、とても冷たいミネラルウォーターを忍ばせた。
そして、あぁ~・・いい香りだ!・・と、秋のフィトンチットを体一杯に吸い込みながら、独り言を呟き、トツトツ・トツトツと何時ものリズムで登り始めた。足元の登山道には、散った真新しい様々な色した葉が重なり合い、まるで冬の訪れさえ近いのかと感じさせる。そして、時々吹き付ける爽やかな風が、木々の枝に色付くたくさんの葉を吹き飛ばし、それが一瞬花吹雪のように舞う。そして、とても鮮やかな何ともいえない茜色のカエデの葉が、まるでデザインされたかのように美しく登山道を彩る(上)。半袖の私は、体が心地よく火照り、汗を吸い込んだTシャツが、逆に冷っと感じさせ、何故か生きていることの言葉に表せない幸せが心に滲む。