忙しい日々を過ごしていたら、何時の間にかこのブログも週一回のペースが定着してしまったようだ。それでも、大なり小なり、様々な感動の日々を過ごしていれば、ブログ用の画像ファイルは今にも溢れ出しそうである。
そんな画像ファイルの中に、この冬初めての雪景色のこの一枚。急に寒さが増した昨今、一昨日の我が家のベランダから見えた千歳山の山頂付近が、雪で白くなっているではないか。そんな時こそ、私の体は無条件に千歳山に潜り込みたくなるのである。
厚手のジャンパーをはおり、手には手袋をはめ、落ち葉が堆積した登山道をいつものペースで登り始める。流石に寒くなると登山客の姿は少なくなり、少々寂しささえ感じるほどである。そして、山頂に近づくにつれ先日まで美しく色付いていた木々から、ポツポツ・・ポツポツ・・と、まるで雨の音のように葉が落ちる音が絶え間なく続く。そして、徐々に真っ白な雪が山肌を染め、山頂展望台の屋根は薄く積もった雪で真っ白だった。
誰が作ったのか、そんな僅かな雪で作った雪だるまが、手摺の上で融け始めていた。そして、稲荷神社の石の階段を降りていると、その足元に散った、美しく色付く葉の姿が、まるで一枚の絵のように美しく、思わず立ち止まりデジカメを構えた。