千歳山山頂に・・“あられ” |
先日の日曜日。
天気予報は雨ながら、朝から我が家のベランダに出ては空を見上げ、千歳山に登るチャンスを伺っていた。だが、冷たくてとても強い風と共になかなか雨は上がってくれない。暫くたって、おやっ!・・日差しが差し込んでいるではないか!・・と、又勇んでベランダに出てみれば、それでもまだ雨が、太陽の日差しにキラキラと輝きながら落ち続けている。「このくらいの雨なら・・」と、昼近くになって私はとうとう我慢出来ず、おもむろに登山用の防寒具などを身に付け、そして背中のリュックには折りたたみ傘を忍ばせ我がマンションを出た。・・・その途端、私はやはり“晴れ男”なのだろうか?、その数分間で雨は見事に上がっているのである。
その日、私は、何時もの登山口から何時ものように、そして、何時ものリズムで登り始めた。深長靴の足元では、雨を吸い込んだ堆積した枯れ葉が、ピチャ・ピチャと音を立てている。それにしても・・いゃぁ~・・寒い!、ジャンパーとシャツの間にセーターが必要だったかと、暫しその寒さに凍えるが、すぐに体が火照りジャンパーのファスナーすら引き降ろしたくなるほどである。