トツ・トツ・トツと、何時ものリズムで登り続ける私の頭上で、ギ・・ギギュ・・ガサ・ガササ・・と音がしたかとおもったら、目の前に・・ド・ドド~ン・・と、氷の混じった大きな雪の塊が叩きつけ(上)、一瞬雪煙が立ち昇った。私は肩をすぼめ思わず後ずさり。そして、おもむろに頭上を見上げてみれば、大きな松のてっぺんの枝がユサユサと揺れている。とても太いアカマツの枝だが、雪の重みに耐え切れずに真下に振り落としてしまったようだ。でも、氷のまじった雪だったのだから、私の頭を直撃していたら・・・、と、今日の千歳山登山で少々怖い思いをしたのである。
山頂展望台附近は、先日から降り続いている雪で、まさに冬景色である。
登り始めの時には雪のちらついていたのだが、下山の途中に何時の間にか青空が広がり、爽やかな日差しが差し込む。
何気ないこんな景色も、リズム良い立ち木と風に送られた雪の感じがとても美しいと思い、暫しデジカメである。