生まれ育った山形県の風土を愛し、山形の母なる川・「最上川」の景観を描き続け、1993(平成5)に、79歳でこの世を去った洋画家・「真下慶治」。
先日、そんな村山市は「真下慶治美術館」で行われた、「結城天童」の遺作展を観ようと訪れてみた。「結城天童」氏の、透き通るような筆のタッチに魅了されながら、ふと、冬の「最上川」を見下ろしてみれば、まるで、「真下慶治」が取り付かれた・・大きくうねる、とうとうとした雄大な「最上川」のその姿に、暫し釘付けとなった。
上:「真下慶治」作、『雪の隼の瀬』、1988、ネットから。