日本全国に吹き荒れたあの“春の嵐”から今日まで、山形に毎日降り続いた雪!。日曜日の今日も、何やら朝から遠慮ぎみにちらつく雪。そんな天候の中、私は今日の朝も千歳山の懐にいた。
頭上には青空が広がっているというのに、何処からやってくるのだろうか、僅かな風にひらひら舞い落ちる純白の雪は、まるで桜散る花びらのようにも見えた。春を忘れさせたこの雪ではあるが、
・・・ところで今、桜前線はどこらへんにあるのだろうか?。
雪がまったく無くなった登山道には、まるで新芽のように、緑も鮮やかなふさふさした“コケ“が顔を出している(上)。それに、あらわになった、まるで抽象画のような岩肌が、無彩色の登山道に色を添える。
山頂展望台の回りの雪も全部消えたが、この光景を、若い緑色に染めるのはもうどのくらい先なのだろうか?。