山形に初雪が降ったのは一週間ほど前のこと。今日も、自宅マンションの廊下から見える景色は、屋根を真っ白に染めていた(上)。だがそんな白い光景も、数時間で全て解けて・・消えた。我が家のベランダから見える千歳山も、山肌がうっすらと雪化粧。さて、その懐から見える光景はどんな美しさなのか・・と、早速登山の身支度をし山頂を目指した。
曇り空で気温は低いが、暫く登り続けると、私の体は熱く火照り杖を持つ手の手袋を外したくなった。そして又暫くして、ジャンパーの下に身に付けた薄手のセーターも外したくなり、剥いでリュックにねじ込んだ。
登山道の足元には雪は無いが、山肌は美しい白にうっすら染まり、山頂に近づくほどに雪の量が増えていく。あぁ~・・、又何時もの冬が訪れ、又、色んな美しい光景を見せてくれるのだろう・・と。
傾斜のきつい登山道には、既に手摺代わりのロープが張られていた。
雪囲いが完成した稲荷神社近くの「くま笹」も、真っ白な雪に美しく染まるのを待ちわびているようである。