③ 国宝“白水阿弥陀堂” ~“いわき化石館” |
「女性は子供を生む機械」 発言。
国民のことを思い国政をつかさどるべき政治家のこのずれた感覚に驚きます。
しかも、少子化対策を抱えた厚生労働省のトップなのだという認識の欠如。
彼の真意などはともかく、まず政治家になる前に
やるべきことを怠ってきたのではないか。
そして日本中の女性を敵に回してしまったのですから (女性だけではありません。)
自ら辞任するか、さもなくば安部首相は即、更迭するべきなのでしようが
そうする事のどこに問題があるのか?
舞台裏のこの”のらりくらり”・・のわかりづらさ!
宮崎県の東国原英夫(そのまんま東)知事のようなしがらみのなさと
切れの良さと、市民感覚が、なおさら新鮮に感じます。
さて、今日は先日に引き続き「いわき」第三弾。(しばしお付き合い下さい。)
いわきに到着して、まず真っ先に感動したのがこの
国宝“白水阿弥陀堂”でした。
その宝形造りの屋根の稜線が、遠くからでもすぐに際立って感じるその美しさ!
900年も前に創られたこの“白水阿弥陀堂”
その規模は小さいけれど、気品と研ぎ澄まされたその美しさは
国宝の“ふさわしさ”としては、これだけで充分だ・・・・と感じました。
下はネットから抜粋
国宝“白水阿弥陀堂”
1160年に、この地を治めていた岩城則道の妻がふるさとの平泉にある
金色堂にならって建設したといわれている。
外陣は、念仏を唱えながらお堂を巡るように構成されている。
現在は、市内で唯一の国宝に指定され
市内観光の見所の一つとなっている。
なだらかな三角の線が美しく、軒回りは、出組という組み物が円柱の上にあり
屋根を支えている。
黒うるしぬりの仏壇の上には、阿弥陀三尊像と二天部を安置している。
最近では、苑池の発掘調査も進み、復元された浄土式庭園は
蓮沼の御堂といわれた平安の昔を想像させる。
そして今日は早朝、“古滝屋”の露天風呂を満喫。
朝食は、種類の豊富な和食のバイキングでお腹いっぱいになりました。
不思議なのは、普段朝食などは食欲もなくこんなに食べられないのに、
旅行となるといつもの事なのですが、何故かこの食欲なのです。
昨日は個室で夕食だったので気付かなかったのですが
平日なのに、この食堂に現れたお客さんの多さにびっくりしました。
オフの平日、年金で悠々自適な人や私と同じような人?・・なのでしょうか。
AM9:30、接客もとても良かったこの“古滝屋”を後にしました。
そして、まずは“いわき市石炭・化石館”。
館内に入ると、突如骨で出来た恐竜の群れが現れ歓迎してくれます。
この20%は復元した骨との事ですが、
でも逆に80%は本物の骨の化石なのですから・・それはすごいと思います。
そして、そのとてつもない大きさを、自分の目線でとてもリアルに感じることが出来ました。
化石の、その鮮明な“カタチ“や貝塚など種類の多さにも驚きながら・・
夢中になって見て回るうちに
自分がその時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。
それにしても
その数十億年前という歴史の時代を解き明かしてゆく考古学の見事さに
改めて感嘆します。
奥に進むと125年の歴史のある“いわき炭鉱”の模擬坑道があります。
とても面白かったのがそのエレベーター。
実際は1階分だけ降りるのですが、エレベーターに乗った瞬間!
内部の照明やアナウンスの音声、そして当時地下の坑道まで600メートル降りたという
その降りていく時間も計算されたこの演出!
本当に600メートル下りているのではないか・・と思わせるほどの臨場感を味わえました。
その発想と見事な演出!私はとても良かった・・・と思いました。
そしてほどよく坑内に到着。
暑くて暗くて危険なその坑内。
当時作業単位が、夫婦や親子や兄弟などの家族構成が多く
2~3人一組となっていたのだそうです。
驚くのは、男だけではなく、こんな姿で働いていたという女性の力強さ。
(人形でリアルに再現されていました。)
(たくましい背中が主であって、手前の人がその奥さんなのでしょう。)
実はこの“いわき市石炭・化石館”
その名前のイメージから、あまり期待していなかったのですが
宇宙の摂理や地球誕生まで、そして生物の進化を経たこの人間の
現在に至る不思議な営み・・・。
普段、考えもしない世界を肌で感じさせてくれました。
いろんな意味でこの“いわき市石炭・化石館”、とてもよかったです。
次に向かったのは、このいわき市内から20分ほどのところにある
“草野心平記念館”
途中、偶然に“白鳥と遊ぼう”という公園を通りかかり
その姿の美しい白鳥が、しばし遊ばせてくれました。
川の流れに流されないように、水面下では常に両足をばたつかせているその姿
なんとも言えないかわいらしさと、自分の身を守ろうとする意外なその気性の
荒さを感じました。
勝手に観賞している人間は、白鳥にはどのように見えているのか?・・・なんて
人間などまったく意に返さない様子です!
以前酒田のスワンパークを訪れた時、白鳥がみんな落穂ひろいに行っていて
一羽も見られなかったことがありました。
白鳥が・・“留守”だつたのです。
この車での旅には、飛行機や電車とは違って
こんなうれしい、素敵な出会いや偶然があって・・魅力があります。
さて・・と、今日も雲ひとつない晴天・・・!
これから楽しみなのが、“草野心平記念館” や “あぶくま洞”