“大骨董市” |
山形のビッグウイングで、毎年開催される“大骨董市”がありました。
いつもの、なんともこの“ゴテゴテ”の雰囲気・・・!
でも、私は「意外な何か・・・」 と出会えそうな・・そんな魅力があり
“骨董市”がとても好きなのです。
以前、お客様の自宅を建て替えるために、歴史のある古い建物を解体する時がありました。
そんな時、お客様がその価値に気づかず
不要になった“古き良きモノ”が無造作に捨てられようとしていた・・その寸前!
私に救われた“モノ”がいくつかあるのです。(お客様からいただいたものです)
私の事務所に、そんな「陶器」や「木製火鉢」や「自在カギ」や「落雁の木型」などなど・・・が
今もちゃんと元気に生き続けていて、建築を創り続けてきた
私の事務所の歴史も感じます。
それらの“モノ”は全て、そんなに高価なものではないのですが、私にはとても素敵で
それぞれ昔の職人の技を感じる事が出来る見事な作品なのです。
以前から“古き良きモノ”に出会いたくて、よく骨董屋に立ち寄りました。
今回も、この“骨董市”で私の感性に響いた・・・こんな“モノ” を買いました。
一個2.000円・・と勿論高価なものではないのですが・・(値切ってみることを忘れていました。)
この「そばちょこ」、何時の時代の何焼きか?本物か偽物かも分からず
でも私には、その事よりも
このちょうどいいサイズに、緩やかなライン、それに象形文字?によるこのデザイン
持った感じのなんとしっくりくる心地よさ!
“素敵だ“と自分の感性に響いた”モノ“と出会えたこの瞬間を・・・今逃せば
二度と出会えないのだ!・・・と思うから・・。、
( 一目惚れで口説いたりすることもそれに似た感じがするのですが・・たとえが変でしょうか?)
そして今回、その結果、晴れて私のところに落ち着くことになったこの「そばちょこ」・・・
今後は、お茶やコーヒーや日本酒や、時にはウイスキーのロック・・などなど
ささやかながらこの「器」、蕎麦以外にも私をいろいろと楽しませてくれそうです。
私は、この「そばちょこ」・・・ずっ~と大切にしようと・・・。