平泉寺 “しだれ桜” 満開 |
今年も、「見逃してなるものか!」 とばかりに花見と決めた4月18日(水)。
仕事が終わって、缶ビール一個持ち、ライトアップされた桜がお堀に映り
圧倒的に美しいあの “露城公園”(国指定史跡) へ早速出掛けた。
毎年の事だが、桜満開のこの時期はとても肌寒い日があって
この日も夜になって風も伴い、4月下旬とは思えない寒さだった。
そして平日、流石にこの日は観賞客もまばら。
復元された 「二の丸東大手門」 の橋から眺めたこの光景
1.200本あるといわれるソメイヨシノ、満開の花びらは少しも散っていない。
それがお堀の水面に映りこみ、期待通りの感動を味わえた。
大手門から中に入って、今度は桜のトンネル。
お堀の桜の真下から眺めるなんとも幻想的な雰囲気に包まれながら
ジャンバーの襟を立て満開の桜の下で、持ってきたビールを味わってみた。
ビール好きな私でも、この時は 「熱燗が良かったなぁ~。」 とちょっと後悔。
それにしても、このお堀の水面まで十数メートルあるだろうその高さとこの角度。
それに手すりも無く、「落ちる人はいないのだろうか?」 などといつもの事だが心配してしまう。
だからといって、品の無い高い手すりを回されるのも問題だし
やはり自分の責任でこの美しさを観賞してほしい・・・といったところなのだろう。
この寒さの中でも、公園内ではいくつかのグループの賑やかなその宴が
花見独特のお祭りのようなうきうきした雰囲気を作ってくれた。
(この時、満開の報道なのか、YBCの撮影が行われていた。右側)
特設テントの中では、「こんにゃく」 や 「煮込み汁」 に 「おでん」 が売られていて
体が冷えた人達を少しだけ温めてくれた。
私もつられながらその「煮込み汁」を一杯・・・400円。
レトルトなのか?パックされた、ちょっと味気ない袋から出されたその煮込み
ネギと七味をかけてもらい味わったのだが・・・でも、とても美味しかった。
先日、仕事で役所を訪れたとき、こんなパンフレットを見つけた。
この表紙の、水面に浮かぶ無数の花びら、ピンク色のその美しさに見とれてしまう。
そうだった!・・お堀の水面に浮かぶこの光景も圧巻だったのだ。
その時期を狙えば、又違った感動がもう一度味わえる。
又、楽しみが増えた。
思えば去年の春、樹齢1.200年と言われる長井のあの“久保桜”の満開を狙って訪れた。
(国指定天然記念物)
例年に無い雪の多さが原因で、まだ全くつぼみの状態で悔しかったのを思い出した。
今年は、4月の連休直前ころが満開との情報なので、絶対見たいと思っている。
次の日、山形市内の陶芸の里平清水にある平泉寺の“しだれ桜”を鑑賞した。
(県指定天然記念物)
この壮大な宇宙の・・ 偶然にもこの・・地球に生まれ
偶然にもこの・・日本に生まれ
偶然にもこの・・山形に生まれ、
そして、毎年素敵な四季おりおりの風情を味わえる
この幸せと幸運に・・・・・感謝!