“初雪” |
新宿御苑を歩いた。
このところの冷え込みで落葉が進み、芝生の日だまりに
点描画ができている。
黄・赤・茶。風のひと吹きごとに、サワサワと
いくつもの色を落とす木があった。
桜である。・・・・
( 11月20日朝日新聞 天声人語より)
劇団の公演の仕込みで、アスホールに三日間潜っていたら、移り行く気候に無頓着になっていたことに気がついた。
今日の天声人語を読んでいたら、紅葉も過ぎ、山の木々もすっかり冬の準備に入っていたことに気づかされた。
そして昨日、18日の夜から19日の朝にかけて、県内に初雪が降った。
積雪4センチ。
我がマンションのベランダから見える風景も、すっかり冬景色である。
急いで「スタットレスタイヤ」を引きずりだし、車にも冬支度をさせた。
今日の新聞で、あの「山寺」が薄く雪化粧された美しい風景を見た。
山形にも、雪化粧の似合う建築が沢山あることを思い出す。
山寺もさることながら、あの羽黒山の「五重塔」・高畠安久津八幡の「三重塔」など
雪を優しく受けて・・屋根の稜線の美しさが一段と際立ち、そして凛々しい。
雪国だから観られるこの環境に居ることに、改めて感謝しながら
さて、今日はどんな一日になるのだろうか?・・・・などと
今、ベランダで爽やかな朝日を浴びて、思いっきり深呼吸をしてみた。