珍しい・・・“雲” |
そんな空を見ていたら、3週間くらい前だったか、見ようによっては
鳥肌が立つほどとても不気味に見えた“雲”を思い出した。
その日、山形市内のバイパスで車を走らせていると
フロントガラスの先に、私がこれまで見たことの無いなんとも不思議な雲が目に入った。
どうも正面に見えている空だけでなくて、空全体がそんな感じらしいと
車を止め外へ出て空を見上げてみると、空一面魚のうろこのような雲で覆われていた。
その雲が、まるで私に覆いかぶさってくるような、そんな自然の猛威の前で
底知れない・・・ゾクゾクする恐怖に似た感覚に襲われた。
その後も・・・街の中でも何人か、やはりじっくりその雲を見つめる人を見かけた。
私と同じ感覚で見ていたのだろうか?
仕事を終え自宅に帰るも、しばらくして先ほどの雲が気になり
ベランダへ出て又空を見上げてみた。
(写真の右の黒い部分は我がマンションのベランダの天井で、左は「千歳山」。)
今度は沈みかけた太陽の光がその雲の下に反射して、その不気味さは更に迫力を増し
鳥肌が立った。
写真の、まるで血管の中を走る赤血球の群れのように、限りなく遠くまで続く
この不気味さ!・・・まさか地球の最後でもあるまいし・・・・と。
そこで改めて今日又思い出し、どういうことなのかネットでちょつと調べてみた。
雲の種類は次のように分類されていた。
上空2000メートル以下に広がるのが下層雲
・・・・・層積雲・層雲(写真は層積雲)
5000メートルから1万3000メートルの高層に発生する上層雲
・・・・・巻雲・巻積雲・巻層雲 (写真は巻積雲)
2000メートルから7000メートルの中層に発生するのが中層雲
・・・・・高積雲・高層雲・乱層雲 (写真は高積雲)
上昇気流によって下から上まで高く伸びる雲、対流雲
・・・・・積雲・積雲(雄大積雲)・積乱雲
(写真は積雲)
といっても、全部写真がないとわからないだろうと思うけれど
私か見たあの雲は、さしずめ“高積雲”といったところだろうか
小石を敷き詰めたように見える"うろこ雲"。
結局この雲は、地球の最後でもなんでもなく
どうも「高積雲」の・・・ただ珍しい“カタチ”だけだったようだ。
どうも・・・・お騒がせ・・・いたしました。
でもあの日、空一面・・・先ほどの写真のように、鳥肌が立つほど不気味だった。