美しき “つつじ” と “月山” |
今日のこのブログの冒頭には、新聞紙の上にどっさりと山と積まれた山菜の写真が貼られる
予定だったのだが、今日の大井沢登山は、ある理由で来週の週末に延期となってしまった。
我々を大井沢の山に案内してくれるはずの“マタギ”の彼が、先週のクマ猟の際
膝の半月板を痛めてしまい、一週間経った今日になっても登山が出来るまでには至らず
無理をさせない・・ということであと一週間待つことになった。
逞しく“ハガネ”のような彼のその足を、痛めてしまうほどの“クマ猟”の過酷さや厳しさは
私の想像を遥かに超えていることを改めて感じた。
当然私の体づくり?・・はまだ続くことになるが、これを習慣にしようと思っている私には
ひたすら彼のは足だけが心配だ。
昨日は雲一つない快晴、私は朝一番に仕事で山形市役所に向かおうと
何時ものように車でバイパスを走っていた。
すると西に見えるビルの間から・・ちらちら・・・と、月山がいつもより遥かにくっきりと
その美しい姿を見せていて・・「うわぁ~・・綺麗だぁ~・・!」と思わず絶句!。
私はその全景が是非見たくなり、市役所で仕事を済ませた私は、立体駐車場の
屋上に行けば・・と思い、自分の車のある階を通り過ぎ、又もひたすら階段を登りつめ
ようやく7階の屋上に到着した・・その瞬間
(市役所の立体駐車場から見えたこの絶景!。右が新しくなった”山新ビル”)
私は、その遠い月山に焦点を合わせ、澄み切った風も感じながらそのひと時を
誰もいないこの屋上で、ひとり暫く楽しんでいた。
山形市内に居ながらにして月山の美しさを目の当たりにしたのは、私は・・もしかすると
初めてかもしれない。
それほどに昨日は、夕暮れまで清々しくも雲ひとつない澄み切った一日だった。
そんな時は、何とか時間を作り、外に出たくなるものだ。
もう満開は過ぎただろうか?・・あの“つつじ”を思い出し、私は夕方間近だが、その名所である
天童と寒河江に向かうことにした。
その視界に飛び込んできた色とりどりの“つつじ”の群れが、びっしりと美しい花を咲かせている。
これは言葉になどならず・・・・・圧巻!
この“つつじ”の間を縫って歩けるようになっていて、もっと身近に“つつじ”を感じることが出来、
それに色々な角度で楽しめるこの“つつじ”だが、私の立っているこの全貌できる位置が
圧倒的な“絶景ポイント”のようだ。
私は、この”つつじ”の、花の甘い香りも感じながら暫くじっとその場でこの美しさに
見とれていたかったが、時間を気にしながら駐車場から車を出し、路地のような細い道を走って
この舞鶴山を降りた。
次に私は、株数4万という・・・・さぞや素晴らしかろう・・寒河江公園の「つつじ園」に向かった。
それは、あの都知事選に立候補し、その後突然亡くなられた世界の建築家「黒川紀章」設計の
「寒河江市役所」近くにあり、昔から市民から親しまれているの「長岡山」の一角にある。
ある意味では遥かに上回る。(近くで「さくらんぼテレビ」の撮影が行われていた。)
それは、寒河江市内の町並みと、遠くに見える山々も同時に視界に入り
その果てしない奥行きに、一面びっしりと花を咲かせるその壮大な光景は・・・・
まるで夢に見る「花園」!・・・・・ここだけは別世界のようだ。
私は、そんな鮮やかで華やかな“つつじ”の中で、色は白だか、そのコントラストは負けず劣らず・・
むしろその白の鮮やかさが印象的だった、この白い“つつじ”がとても素敵で綺麗だと思った。
天童の「つつじ公園」も同じだか、夜はライトアップされるのだというから、さぞ、夜空に鮮やかないろが浮かび上がり、どんなに美しいだろうか・・・と。
是非又その光景を見てみたいと思った。
寒河江の帰り道、あの月山が夕日を受け薄くピンク色に染まり、そして更にその稜線が
シルエットとなってクッキリと夕空に浮かびあがるその姿に、私は又も感動していた。
私は今日、又も体作りを続けながら、そんな美しい光景を想像していた。
さて、来週!・・・彼の足はどうだろうか!