いいで “どんでん平ゆり園” |
ちょうど10日前、「どんでん平ゆり園」に向かうも、夕方5時を過ぎていて
門のシャッターが下ろされ、中に入ることが出来なかった。
見ごろの時期を逃してはなるものか・・!と、先日、私は米沢の仕事を終えた3時ころに
リベンジ・・・とばかりに、又この「どんでん平ゆり園」に向かった。
先日はようやく探し当てたのだったが、この日は迷うことなく到着することが出来た。
受付で600円の入園券を購入、早速その建物のゲートをくぐると、その正面には
一面色とりどりに咲くの百合の花が一望でき、その壮大に広がる景色が目に飛び込んできた。
・・・と同時に「あぁ~・・いい香り・・!」と思わず言葉に出るほどに、百合の甘い香りも漂ってきた。
左:しとやかな白い「アルカチオン」 中央:こんないろの百合もあったのだった「ラクスミ」
右:黄色い色もまぶしい「セブダズル」
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
先日、南陽市の「諏訪神社」で艶やかに咲く“芍薬”を満喫したばかりの私は、この日・・・まさに
凛々しくも・・凛として咲く百合の花が、力強い茎の先端で、麗しくも美しく咲く赤や黄色や真っ白な花の・・その姿は、、「・・・・・・歩く姿は百合の花」という表現がとてもよく似合っていて、”ゆり”を現す言葉にピッタリだと思った。
それに私は、文字にした時の漢字の・・「百合」・・も勿論好きなのだが、どちらかといえば、やわらかな曲線で組み合わされたひらがなの「ゆり」というこの字の“カタチ”が、とてもゆりの花に相応しく美しいと思っていた。
そんな”ゆり”の花で埋め尽くされた「どんでん平」のところどころに”ゆり”とは又一味違った鮮やかに地を這うように咲く”メランボジューム”に、よく目を近づけて見ると、小さな花びらが、一つ一つとても素敵な色と形をしていて・・・・自然に美しく咲く様々な全ての”はな”が、とても不思議に感じた。
「ゆり園」の中央付近に食堂が併設された休みどころがあり、私はそこで“ゆりアイス”を買ってみた。”ゆり”の香りのするアイスの他に、“バラの花”に・・・まさに彫刻された「ゆり根」が、一個丸ごと入っていた。初めて食べるその味は、柔らかな甘味ともっちりとした歯ざわりが心地よく、柔らかくみずみずしくゆでた“栗”の味によく似ていて・・・とても美味しい。
”ゆり”の花が大好きなヨーロッパの人たちは、「ユリの根を食べる」と言うと驚く・・らしいが、日本では、和え物、蒸し物など、関西で特に好まれる食材なのだそうだ。
この日、ようやく“ゆり”を堪能した私は、山形市内は勿論、いろいろなところで見かける「米沢温泉 平安の湯」という大きな看板が気になっていたのだが、勿論温泉好きな私は帰りに米沢は国道13号線沿いにあるこの日帰り温泉によってみた。
2階建てのその建物は、一階が温泉で、2階は・・どうもアパートらしく、その入居者は、毎日格安で入れるらしい。
「露天岩風呂」があるというので、私は勿論入ってはみたのだが、露天といっても屋根と雪囲いのような壁があって、露天ならではの爽やかな風は感じることができなかった。
それよりも・・「・・岩風呂」の・・このたたずまい、「岩風呂」というよりも庭の「池」で泳ぐ“鯉”になった気分のようで(笑)、それは、よく見れば・・この岩の重ね方にあるのかも知れない・・・・。
別棟に“岩盤浴”もあるようで、ご近所のひとたちにはとても親しまれているようだ。