“ひまわり” |
先日、“四ヶ村の棚田”に感動した私だったが、お盆休暇も日々仕事に追われ、そんな運動不足の自分の体に我慢が出来ず昨日の早朝、ショートパンツにTシャツ姿、それにスニーカーを履いてい自宅を飛び出した。お盆過ぎとあってか爽やかな早朝の風もすこし肌寒く感じるほど、この一週間で大分天候も変化したようだ。
それに、まだ朝7時過ぎというのにもう山頂にたどり着いているのだろうか?この鳥居の前には、千歳山に入った人たちの自転車が沢山並んでいた。私は何時ものその大きな鳥居をくぐり、早速山頂を目指した。ようやく仕事から解放され、体を動かすことの出来た私の体は、登山道を何時もよりも弾むような足取りで、軽快に登りながら、もう下山を始めた数人の人たちと元気に「おはようございまぁ~す。」と、挨拶を交わした。
お盆に続いた雨のためだろうか、山の緑もよりいっそう濃く感じ、木の枝や幹も雨に染まり、コントラストが増した感じがした。
いつも見ている、あの美しいブナの木の肌にも似たこんな岩肌にも、暫し立ち止まりデジカメを構えた。
登り始めてどのくらい経っただろうか、うっすらと滲み出した汗も、爽やかな朝の風に熱を奪われ冷たく感じた。そんな通いなれた登山道を楽しみながら、何故か何時もよりも余裕を持って山頂に近づいた時、あの山頂にある2階建ての展望台から、なにやら笑い声と話声が聞こえてきた。その展望台の1階には、もう既に元気なおばさんたち5~6人が、持ち寄ったお茶の時間を楽しんでいる。
それにしても朝の何時に登頂していたのだろうか、私はその前を「おはようございまぁ~す。」と、挨拶をかわしながら絶景を楽しもうと2階に向かった。
前回登った時には、この展望台が立ち入り禁止になっていて、何故だろう・・と、よくよく見あげてみれば、いつの間にか天井付近に大きな“すずめ蜂”の巣が出来ていて、その周りを“すずめ蜂”が群れをなして飛び交っていたのだ。
私も思わずたじろいだのだったが、この一週間でもうすっかり跡形も無く除去されていて、山形市の管理も素早く、流石に愛される千歳山だと改めて感じた。
何時もの体を取り戻した先日の私は、念願だったあの“四ヶ村の棚田”に感動していた。
途中立ち寄った「むらやま道の駅」で、その周辺に群れなす無数の“ひまわり”の群れに、私は思わず駆け寄った。(冒頭の写真。下はその日の山頂からの一枚。)