2008年 09月 20日
青森旅行⑥ 続 「古牧温泉」 |

“のれそれ食堂「ぬくもり亭」”と名づけられたこのバイキングレストランは、浴衣を着て食事を楽しむ人たちで大いに賑わっていて、再生してからまだ間もないとしても平日にこの宿泊客の数に驚く。
そして、ホテルなどのバイキングレストランというと、コンビニのような全体照明で満遍なく明るい雰囲気が多いが、このレストランは違っていた。4人掛けの各テーブルを、真上からピンスポットで照らしぬかれるために、隣のテーブルさえ全く気にならずに楽しめる(写真)。まるでお洒落なショットバー・・と言った雰囲気だ。

「星野リゾート」社長・“星野佳路”のまさに風呂と料理に感動させようというコンセプトの確かさと、その“おもてなし”に、私は満足し・・そして感動した。
彼によって見事に再生されたこの「古牧温泉青森屋」の・・一泊二食付きのその料金は?・・・
通常税込み14、000円弱が、平日ネットで予約したことで、ここに公表出来ないほどに安い。
破綻したリゾート施設を次々に蘇らせていく「星野リゾート」社長“星野佳路”。「古牧温泉青森屋」の他に、北海道の「アルファリゾート・トマム」、静岡県の「伊東温泉いづみ荘」など、01年に取り組みを始め今や全国10カ所にのぼり、運営開始から3年で黒字化する・・という目標は、現在まで全く失敗はないという。あの東北を代表する福島県のスキー場「アルツ磐梯」も黒字化を見込まれる見通しだとも言う。
(建築士らとともに福島県のスキー場「アルツ磐梯」を訪れた“星野佳路”:ネットから。)
そんな“星野佳路”は、軽井沢の老舗旅館に生まれ、大学を卒業後に米国へ渡り、ホテル経営を学ぶ。その後家業を継いで社長となり、不振に陥った温泉やリゾートの再生ビジネスを始める。米投資銀行のゴールドマン・サックスとの協力関係も深いという。
「私は、“リゾート運営の達人”を目指す」と公言する彼は、自由と合理主義を尊び、ネクタイせず、本社には社長室どころか机もないという・・・・まさに現場主義といった走り回る“リゾート運営の達人” “星野佳路。
幻想的な露天風呂やバイキングレストラン“のれそれ食堂「ぬくもり亭」”で感動するほどの“もてなし”を受けた私は、又も数人の女性の明るい笑顔に見送られながらこの「古牧温泉青森屋」を後にした。そんな余韻を味わいながら、今度は十和田市にある、今年4月完成したばかりの建築家:西沢立衛が生み出した建築「十和田市現代美術館」に向った。(下の写真)
(後日に続く)


