山形市・・・美しき “もみじ公園” |
久しぶりに訪れた山形市内中心部の東原町にあるこの「もみじ公園」には、カメラを構えるたくさんの人たちが思い思いのアングルを探し、この秋の美しさを記録していた。
この公園内にある「清風荘」の建物には「宝紅庵」という茶室があり、昭和54年、京都から運ばれた資材によって吟味され造られた巧みの技術もさることながら、光りと影が創り出す茶室の魅力的な空間は、茶の“こころ”を、より深く伝えてくれる。この「宝紅庵」は、私の好きな茶室の一つだ。
11月に入って、つるべ落としに、日々寒さも強くなり、過ぎ行く一年の日々を振り返りながら、その時間の速さを感じる季節でもある。
私は、今日の早朝、何時ものようにベランダのサッシを開け・・思わず「おう・・!さぶぅ・・・!。」と、片手で腕をこすりながら、正面に見えた赤く染まる千歳山の美しさに魅せられ、私は手摺に両腕を掛け・・・暫し見詰めていた。
我がマンションに居ながらにして紅葉を楽しめ、そして、自宅からスニーカーを履き、そのまま登山に出掛けられるこの環境に、改めて感謝・・である。
私は、ベランダからの絶景に見とれながらもパジャマ姿の私は、心地よく静かに吹く風の冷たさに耐え切れず、暖房によってようやく温かくなリ始めた部屋に戻り、そそくさとベランダのサッシを閉めた。