雪に染まる・・「もみじ公園」 |
一昨日から降り続いた雪で街の風景を一変させてしまい、あたりはすっかり冬景色となった。
この雪が根雪・・となるわけではないだろうから、これから訪れるであろう厳しい冬の・・ちょっとしたリハーサル・・といったところだろうか?。
路面が凍りつくほどではないにしても・・気温もぐんと下がり、思わすブーツと防寒具を取り出し、私も冬の装いだ。こんな凍てつく日には“温泉”が一番!・・・・とばかりに、私は久しぶりに日帰り温泉のあの「やまのべ温泉」へ向かおうと、車を走らせた。
車のハンドルを握りながら、私はふっ・・と思い出した。
先日訪れたあの「もみじ公園」は、今がちょうど紅葉のみどころ・・ではないだろうか?と。それに時間もまだ午後四時・・日が暮れるまでには少々時間もある。私は思わず、車をそのまま「もみじ公園」へとハンドルを切った。
この雪と寒さで、さすがに専用駐車場には車は無いが、厚手のジャンパーの襟を立てながら、私は、こころウキウキさせ・・・早速「もみじ公園」に足を踏み入れた・・その瞬間!・・なんという鮮やかさなのだろうか・・!、幾つかの大きな紅葉の木の、実に豊かなその無数の葉が真っ赤に燃え上がり・・・
圧巻!。
いくら紅葉が美しいと言う「もみじ公園」でも、こんなに美しい光景には、そうは出会い無いだろう・・!。
“雪”・・と言えば、雪はき・・とか、路面圧雪・・とか、時に地吹雪やホワイトアウトなど、何時も危険だし邪魔だ・・と思うこの“雪”も、たまにはこんな美しい光景を生み出してくれるのだから、そう嫌わずに、こんなふうに・・“雪”を“楽しむ”・・と思えば、冬は冬で心豊かに過ごせるのかも知れない。
日が沈み・・小さな庭の緑の色も鮮やかな熊笹の上に、ふわっ・・と被った真っ白な雪、そんな光景を幾つかのガーデンライトが美しく照らし出す。そんな光景を私は「やまのべ温泉」の露天風呂に首まで浸かりながら眺めていた。
昨日の「やまのべ温泉」は、冷え切った体を温めようと訪れた人たちでいっぱいだった。