今年も手帳はやっぱり “高橋書店” |
「そうか・・!、もう三月な訳だから、いつもの手帳を新しいものにしなければ・・。」と、12年間同じ手帳と決めている私は、早速その手帳を探し当てた。それは、手帳で有名な『高橋書店』の手帳。
見開きの2ページが一週間になっていて、メモできるスペースが1ページ分あり、手書きで図面を書いてみたり、簡単な計算をしたりと、建築設計が仕事の私には、とても使いやすい。別冊で薄いアドレス帳が付いていて、古いものを取り外し、同じ新しい手帳に挟み込むことが出来る。
私は、この手帳と出会ってから今年で13年目・・・つまり、13冊目となったのだが、過去のものも捨てずに保管しているので、何時何処で誰と会っていたか・・が、いつでも知ることが出来る。(とは言っても、過去を振り返ることはほとんどないが)
この、うず高く積まれた手帳を見ていると、時の経つのはなんと速いことかと、過去の手帳をぱらぱら捲りながら、懐かしさに浸ってもみた。さて、この手帳に今年はどんな足跡を残すことになるのだろうか、思わず「頑張れ・・!」と、自分にエールを送った。
そんな手帳に、「高橋をうならせたら50万」という、手帳大賞募集の知らせが挟んであった。
身近な人の何気ない一言に感心して、思わずメモしたくなったことはありませんか?そんなキャチを読み、私は思わず、『高橋書店』のホームページを尋ね、きっと素敵だろう・・過去の“手帳大賞”を読んでみた。
昨年の大賞 努力したら、できるように産んである。
「なんでもっと頭良く産んでくれなかったのか・・・」と、ぐちをこぼした自分に、母がキッパリと言い切った言葉なのだそうだ。・・・実にナイスな一言!
その前の大賞 お前は、意味だけで生きてんのか
「生きている意味がわからない」「生きている意味がない」と落ち込んだときに年配の方から言われた言葉だという。
以前の大賞 立ち止まることも、ひとつの「動き」である。
これは、中学校の全校集会にて美術の先生が全校に向けて言っていた言葉で、ちょうど人間関係で悩んでいた時だったので、心に残る言葉になった・・・という。
どの大賞の言葉も、さすがに素敵な一言だが、思えば、私も身近な人の何気ない一言に感心したことは何度かあった!・・・が、勿論もう忘れてしまっている。
ならば、今後は、そんな“こころ”動かされた素敵な一言を、この手帳にしっかりとメモしておくことにしよう!・・と。