“ガイアの夜明け” 見せて売る! スーパー・・《ハローデイ》 |
♪・イチニィサン・・イチニィサン・・ヨークベニマル・・・1・2・3・・の市~♪
山形に住む人なら誰しもが耳にしている、こんなスーパーのお得な日のコマーシャル。毎週週末には、各スーパーの戦略を駆使したチラシが、新聞にどっさりと折り込まれる。スーパーに限らず弁当が299円の時代、各業界では売り上げを伸ばさんがためのいろいろな戦略がしのぎを削る。百年に一度のこの不況の折、業績に苦心するスーパーは珍しくないだろう。そんなスーパー業界の中で、毎年売り上げを伸ばし続け、同業者がそのノウハウを探ろうと、全国で一番視察の多いスーパーとなった店があった。福岡県に地盤を置き、福岡を中心に36店舗を持つ、スーパーマーケット《ハローデイ》こと、株式会社ハローデイ。
そんな《ハローデイ》のその魅力とは何なのか・・?、パートのおばさんが厨房の中で奮闘する姿などを覗かせてくれた、昨日のTBSテレビ、『ガイアの夜明け』が面白かった。(画像は全てネットから。)
このワクワクするような、子供にもたまらないだろう・・まるで遊園地のような店内。楽しそうに飾り付けをする社員を見て、それならばと、社員を楽しませる目的で店内のアミューズメント化を始めたという。その後、客足が延び、16期連続で増収増益を続けているのだそうだ。勿論、増収増益の要因はこのアミューズメント化・・だけではない。青果・生鮮・など、その独特の盛り付けや飾りつけなど、そのディスプレイにも魅力があった。カラフルな色の野菜を組み合わせ「ピカチュー」に見せたり、アルミ箔に盛り付けた肉などの食材が、器に移す必用なくそのままコンロに乗せられるもの・・だったり、美しく盛り付けられた刺身の見事さ・・など、私の知るスーパーとは明らかに違っていた。
そして、違っているのはそればかりではない。惣菜や弁当・・といったデリコーナーには、各店ごとに競い合う楽しい商品がたくさん並ぶ。パートで働くおばさんとは言え、100円ショップで見つけたいろいろな小物を使い、可愛くも見事に飾り付けられた「お子様ランチ」など、厨房の中は、まるでアトリエ。安いだけではない・・商品の魅力を伝え、買い物を楽しませてもくれる、この・スーパーマーケット《ハローデイ》に、全国各地から訪れる同業者はみな、・・・唖然として帰って行くという。・・・何が大事なのか、何処が違っているのかを垣間見、短時間で学んだ・・・とは言え、明日からすぐにうわべを真似ても、そうそう簡単には売れないだろう。そこには、独自の発想と鍛え抜かれてきた感性が必要なのは言うまでもない。
ポイントカードを使い分け、どの店がいくら安いか、今日の目玉商品は何なのか、一円でもお得なものを見極める力を持つやりくり上手な主婦たちを、常にふり向かせ続けるのは、そう簡単なことではない。
突然ですが、弁当・・・と言えば思いだしたものがあった。先日、ある「みちの駅」で見つけたこんな可愛いお弁当・・・と思いきや、このタッパーに入っているお菓子は、全て"消しゴム"・・だというのだから、思わずデジカメ。