“劇団山形” 舞台装置製作に結集! |
我が劇団の装置製作には、キャストやスタッフ、それに男性や女性といった差別はなく、全員参加で製作するのが原則である。それは以前から変わりはない。それに、劇団の歴史と共に蓄積されその大工技術は半端ではなく、女性と言えど、ノコを引くその腰付きは素人の姿ではない。それにパネルの塗装に至っては、その巧みな筆使いや、それにペンキを混ぜ合わせてイメージする色を生み出す能力も、年々上達しているような気がしている。
以前の公演で、装置と言えど、舞台上に2階建てを4棟建てなければならかった時があり、さすがにその1部を舞台製作のプロに外注した時があった。それは勿論、プロが作る歌舞伎のセットのような綺麗さと正確さは際立つが、エアースプレーなどの道具を使わずに、ひたすら自分たちの手書きで仕上げたセットには、・・だからこそ客席に伝わる“ふわっ”とした柔らかさが生まれ、私は、我が劇団員の製作する舞台装置は、時としてプロにも勝り、とても素敵なセットだと思っている。・・そんな訳で、私は・・出来ればお金の問題ではなく、どんな規模の舞台装置でも、外注はせずに、長年培ってきた私たちの手によって製作したいものだと。
・・・乞うご期待!
ちなみに、写真の手前で作業する彼女は、我が劇団に欠かせない看板女優なのだが、装置製作能力も持ち合わせていて、私がイメージする色の見本を彼女に渡せば、器用にペンキを調合し、全く同じ色を生み出せる天才でもある。
やっぱり晴れ男だった私のお陰か(笑)、風が強かったものの雨には降られず、外の作業で今日の予定をクリアー。そして自宅に戻ってくれば、又、朝のような霧雨が振り出し始めたではないか。晴れ男を実感した私は、思わず胸を撫で下ろし、そして、その状況を感じてみようとベランダに出てみれば、その霧雨によって、美しい二つの虹が現れた!。(よく見れば、クッキリした虹の右側に、もう一つの虹が・・!。)
・・・綺麗だ!。