山形国際ドキュメンタリー映画祭 “市民賞”・・シフト完成! |
私たち「市民賞」のスタッフは、まずは全ての会場で観客に投票を呼びかけることから始まる。そして、肝心の投票用紙は、観客が会場に入場する時に一人一人に手渡しで渡さなければならない。その呼び掛けは・・例えば「市民賞への投票をよろしくお願いします」では、もう30人ほどがあっという間に通りすぎてしまう。観客一人一人のその正面に素早く手渡し、「市民賞です。」・・あるいは、「投票お願いします。」と、さりげなくも端的にしっかりと伝える。映画終了時は、今度はひたすら、「市民賞に投票お願いしまぁ~・・す!。」と群集に向って呼び掛けを続けなければならない。場合によっては、投票箱を持って群集の中に飛び込んで行くことも・・。
(私たちの手作りの投票用紙は鉛筆などがなくとも、手で切り込みを入れることで投票できる優れもの。右)
映画のプロが選ぶ「グランプリ」などとは違い、唯一、観客一人一人の感動を、又、投票用紙の裏に直接書かれた感想や感動の言葉を、各映画監督に届けることが出きるこの「市民賞」を、私たちスタッフは、皆誇りに思いながらもひたすら動き回る。閉幕直前の「さよならパーティー」も含め、映画祭期間中の全ての時間割といった・・・、私たちスタッフ17人の「シフト表」が、先日、ようやく完成した。