燃え尽きた“矢吹丈”の原画に・・感動！

先日、かねてより設計中だった動物病院がようやく着工となり、その打ち合わせのために庄内町は余目の現場に向かおうと、私の車は、国道47号線を余目に向かって走っていた。私は、小雨降る中、ゆっくりとワイパーを動かしながら、車の流れに添っていたのだが、突然、サイレンが鳴り響き何かを叫ぶスピーカーの音がした。ドキッとした私は、思わずバックミラーを覗けば、ヘッドライトを付け赤色灯をキラキラと回転させながらパトカーが近づいて来るではないか・・！。
・・な・・な・・なに？・・と、スピートメーターを見るも、別に違反しているわけでも無く、携帯で話をしているわけでもない。なんだよぉ～・・と思いながら、ハザードを点滅させながら左側に止めようとした。


すると、私のその直ぐ右側を猛スピートで通り過ぎ、私の前を走っていた軽自動車に直ぐ止まるように促し、左側に寄せて止まった。たぶん、携帯で話をしながら運転している姿を、待ち伏せていたパトカーに見つかったのだろう。・・・それにしても、驚くではないか・・！。

さて、打ち合わせも終わり、僅かな時間の合間を縫って訪れた「酒田市美術館」の・・『ちばてつや・漫画原画展』。
懐かしきかな、子供のころから青春時代まで、夢中にさせられた、「紫電改のタカ」・「ハリスの旋風」・「あしたのジョー」・「おれは鉄兵」・「あした天気になあれ」・・・などなど。その精密な描写と、完璧なキャラクターのデザイン。それに、芸術と言えるその構図と色彩の美しさは見事である！。特に、梶原 一騎：原作「あしたのジョー」での、あの“矢吹丈”（ジョー）が、真っ白な灰のごとく燃え尽き、そして死に行くシーンのあの一枚は、・・感動的である。