今日15日の「朝日新聞」・・・より |
幼稚園バスで帰宅途中に行方がわからなくなっていた我が娘を、余震が続く中母は必死で捜索を続けたという。そして、黒焦げになった園バスの中で、変わり果てた娘を見つけ・・・泣き叫んだ。その姿は、園児同士、抱き合うように・・・。
「みんなで仲良く食べるんだよ」と言って、娘の遺体が見つかった現場に大好きだったお菓子やジュースをまく・・母。
体の中の、ありったけの涙を搾り出すような姿を、私たちはもうどれだけ目の当りにしたことだろうか。あまりにも悲しすぎる一つ一つの深い涙は、日々増え続ける犠牲者の数の分だけあるのだろう。
国内はもとより世界中から救援隊が駆けつけるも、物資が不足し、いまだに電気・ガス・給水のライフラインが復旧していない避難所が多いという。悲しさや辛さを抱えながら、僅かでも癒すだけの環境には今もほど遠い。でも、そんな劣悪な環境の中で、被災者同士自ら炊き出しを始め、若者が老人を・・、大人が子供を・・、そして、男性が女性に“チカラ”を貸しているのだと知った。
今日も仕事に追われた私だが、テレビに流れるそんな被災地の様子から目が離せなかった。