“原爆“・”水爆“・そして”フクシマ“ |
1945年8月6日午前8時15分・・、その年に生きた人に限らず、日本人であれば誰しもがそのおぞましい瞬間を忘れた人はいない。無差別殺戮の目的で、アメリカ軍による悪意を持った原子爆弾が広島に投下された瞬間である。爆心地から500メートル以内の被爆者は、即死および即日死の死亡率が約90パーセントを越えた。
“原爆”による熱気は上空で冷やされ、大量の粉塵・煙、それに放射性降下物を含んだあの“黒い雨”となって降り注いだ。この雨に濡れた者を更に被曝させ、あたり一面放射能で汚染させた。黒い雨を浴びた「二次被爆者」や、被爆者の救援のため、市外より広島市に入市し、誘導放射能等により被曝した「入市被ばく者」も含め、この一発の兵器により当時の広島市の人口35万人(推定)のうち約14万人が死亡した。(画像は全てネットから。)
人類において過去最大の無差別殺戮行為であるこの原爆投下当日、爆心地へ入り数時間滞在した者は、約0,2シーベルト(200ミリシーベルト)、翌日に入った者は約0,1シーベルトの被曝をしたという。そして3日後の9日、原爆は更に長崎をも襲った!。今日は8月5日、明日その「広島平和記念日」を迎える。
この宇宙で、少なくとも億光年先まで生物が生存出きる唯一の奇跡の星“地球”。その地球表面の約70.8%が海、しかも、険しいジャングルや砂漠を除けば現在人間が生存出きる面積は僅かだろう。自らが作り出した“核“によって、自らがそんな地球を蝕み続ける人間は、おぞましくも愚かなのだろうか?。だが、今人類は、宇宙から地球を眺められるようになった。目的や原因はそれぞれであれ、少なくとも万年先まで、“核“によって人間が住めない・・、人間が戻れない地球・・にしては決してならないのだと!。
世界唯一の被爆国日本。その「広島」は、原爆の象徴として語られる時「ヒロシマ」と呼ぶのだと言い、「ナガサキ」も同じだと言う。まだ終息が見えず、被害が拡大を続けるこの「福島」が、もしや「フクシマ」と呼ばれることになるのだろうか?。