各地の美術館に、芸術が迸る!! |
某・整形外科の改築に当たり、まずは仮設医院への引越しに追われたゴールデンウィークもあっという間に終わり、只今足場に覆われた既存医院の解体工事に突入。現場は、たくさんの解体職人が行き交い、重機のエンジン音が響き渡る。
そんな医院の設計者である私だが、これまで同様仕事の合間に三・四日に一度という何時ものリズムで千歳山にも登り、見逃してはいけないと美術館にも通うだけの時間はあった。眩しいほどの若い緑に染まる美しい千歳山や、ブログで紹介しきれないほどの数々の美術展を観て回り、大きな刺激を受け続けていた。
〇 改めてあの美しい色使いに魅せられた「岩手県立美術館」は『マルク・シャガール:版画展』
〇 82歳になってもなお芸術を探求し続ける・・岩手県花巻市「萬鉄五郎記念美術館」は『大宮正郎:展』
〇 指先のような愛用の筆をもち、キャンバスとパレットとを何十万回と往復したことだろう「天童美術館」の『画家とパレット・近代の巨匠たち』
〇 待ちに待った憧れの画家:小説家:映画監督「山形美術館」は『池田満寿夫:展』
〇 若くして完成していた画法に驚嘆させられた「郡山市立美術館」は『小磯良平の世界』展
〇 “何か”を伝えるための、究極までにそぎ落とした芸術:福島県須賀川「CCGA現代グラフィクアートセンター」の『THA POSTERAS 1983-2012』展
そして先日、ゴールデンウィークの替わりにようやく休暇が訪れた私は、「クリムト展」の「宇都宮美術館」を目指し、一泊と決め車を南に走らせた。
まずは・・
〇「栃木県立美術館」の”西洋名画から無名画家の発見まで”『コレクション:万華鏡』展
〇 芸術家”クリムト”の世界観が満ち溢れた・・「宇都宮美術館」の『クリムト:黄金の騎士をめぐる物語』展
〇 何時ものメルヘンの世界から、初めてあの大震災を描いて見せた・・栃木県は那須にある『藤城清治 美術館』・・・などなど。
そして来週は、東京「世田谷パブリックシアター」の山海塾公演・『歴史いぜんの記憶—うむすな』
今、山には眩しいほどの新芽が咲き誇っているが、各地の美術館も春に入ってたくさんの芸術が眩しく輝いている。