今年の “蔵王お釜” |
リアルタイムで見ることの出来るサイトで、今曇りではあるがはっきり見えていることを確認し
そして今年も又あのお釜を見に、先日早速出掛けた。
このサイトのおかげで、霧が濃かったり“お釜”が見れずに空振りすることが無くなった。
(先週、「土曜ワイド劇場」で山形を舞台にこの蔵王の“お釜”をバックに撮影されていた。)
去年はちょうど紅葉の時期に訪れて、蔵王エコーラインや蔵王ハイラインもとても綺麗だったが
今年はまだ紅葉は早いようだ。
駐車場に車を止め、レストハウスを出て何時も写真でおなじみのアングルからも美しいが
お釜を一望出来、その姿とイメージが一変する私の好きなスポットがあり
私は、手摺を伝ってごろごろした石や岩を避けながらしばらく下り坂を歩き
そのスポットを目指した。
そこから見える“お釜”がこの写真なのだ。
ここでは観光客数人が 「うわぁ~~すごい~~綺麗~~!」 などと声をだし感激していた。
そして、その記念写真に夢中になっていた。
「あのぉ~写真お願いしてもいいですか?」 と又声を掛けられ
私が到着してまだ間もないのに、この日はこれで三回目だった。
それにしてもこの“お釜”その時の天候や光の差しかたや雲の動きなどで
水面の色も含めて刻々とその表情を変えるこの姿に感動ししばし見いってしまった。
差し込む光の強さや風で雲が流れるたびにこの湖面が色よく漂う。
自然現象によって出来たこの周囲の岩の荒々しさとは逆に
とてつもないタイムスパンでたんたんと存在し続けるこの湖の、柔らかく優しくなんとも静かな
この風景に、何故か引き付けられる。
下界ではまだ半そでの気候でも、この標高1700メートルを超えると、風も伴ってジャンバーを着ていてもとても寒く感じた。
毎年大井沢で感じるブナなどの緑豊かな山もいいが、この石だらけの荒々しい蔵王もどこか魅力的だ。写真の左上に小さく何やら建物らしきものが見えるが、それは山頂にある蔵王神社なのだが、いつも“お釜”に夢中で気にもとめなかったが、今回始めて訪れたその神々しい蔵王神社に、健康で生かされていることに感謝しながら手を合わせた。
ネットで見えるリアルタイムなあのアングルは
この神社の軒先のカメラから映されていることがわかった。
この山頂を示す看板の前で
「あのぉ~写真お願いしてもいいですか?」と又声を掛けられ
今日これで五回目。
この日の帰り道、体が冷えてしまった事もあり、やはり風呂好きなわたしですから、貸切状態で
蔵王温泉の「日帰り露天風呂」を楽しんだ。