2008 “上杉雪灯篭まつり” |
昨年も少なかったとは言え、沿道の両側には民家のそれぞれ工夫を凝らした
雪灯篭が見られたのだが、今年は寂しく感じるほどまばらだ。
この雪不足で、今年も雪を西吾妻山から運んだというものの、灯篭は144基と例年の半分。
改めて昨年の私の同じ日に書いたブログを読んでみたが、例年なら300基作られる”雪灯篭”は
昨年は180基だったようだ。
どうも毎年少しずつ雪がなくなっていく感じがして、これも地球温暖化の影響なのだろうか。
毎年の雪による事故や、あの大変な屋根の雪おろしを考えればうれしい現象なのかも知れないが
冬期間の除雪作業が建設業のありがたい仕事だということを思うと・・・複雑である。
この人気の“上杉雪灯篭まつり”だけあって、メーン会場に近づくにつれ車は渋滞。
そして、駐車場探しに走り回り、ちょっと離れた臨時駐車場の一台の空きを見つけ出し車を置いた。
ようやく祭り会場の”伝国の杜”に近づくと、置賜文化ホールの巨大な軒下の会場で行われている
コンサートの音楽が聞こえてきた。
そんなお祭りの雰囲気の中、会場には氷で出来た彫刻と、小高い岡に
大小5基の美しいキャンドルタワーに目を引かれる。
キャンドルタワーも毎年そのデザインが変わるようで、昨年よりもクリスタルな感じで・・明るい。
今年のデザインも幻想的で美しくとても良いと思った。
松が岬公園 (米沢城跡) のお堀周辺には、色とりどりにいつもの露店がびっしり並ぶが、全て食べ物屋やさんというのも異様な感じだ。。
それにしても、先週の「ながい雪灯り回廊まつり」とは比較にならないこの想像以上の人出には驚く。
お堀の橋を渡り、その松が岬公園の岡の上には、雪で作られた”鎮魂の丘”があり
第2次世界大戦で散った郷土の英霊のための鎮魂祭が行われていた。
私も、蝋燭一本を100円で購入し”鎮魂の丘”に捧げた。
献灯される市民へ振舞われている甘酒が、冷え切った体にはありがたくしばし体を温めてくれた。
帰りにテント村物産展を回ってみたが、最終日の午後8時過ぎ、そろそろ後片付けに入ったようで
お目当ての鍋物はことごとく店じまい。
かろうじてまだ人が並ぶ店を覗いてみると、熱々の大きな鍋にズワイガニがたくさん入っていて、思わず「うまそう~・・!」と、即座に私も行列に並び、この「かに鍋一杯300円」を堪能した。
ただ、両手は勿論口の周りもカニだらけになってしまって、トイレの水で洗ってはみたものの、自宅に帰るまでその匂いが消えなかった。
でも、とても美味しかったのだから・・しかたがない。
二週間後の2月23日(土)には、今度は友人の実家のある西川町の「大井沢雪まつり」があり
友人と一緒に訪れるのが毎年恒例になっている。
今年は(南国沖縄とのコラボレーション)といって、「セブンウップス」という沖縄のバンドの演奏があるらしい。
そして、この「大井沢雪まつり」の冬の夜空に打ち上げられる・・・
しかも、それを真下から見上げるあの無数の花火は・・・圧巻!
さてさて、よく考えてみたらその日は親戚の結婚式があり
私は、この大井沢に行けなかったのだった・・・・!。
でも今日はまだ2月の11日、各地でまだまだ冬祭りが続く。