4度目の “千歳山山頂” |
一昨日の朝、起きて直ぐに何か喉に小骨が刺さったような違和感を感じ、うがいや・・いろいろ
試してみても、一向に変わらず、「さてさて・・困った、どうしたものか・・?」と考えあぐねて
いたら・・・ふっと思った。これは、先日からの寒さにも関わらず、半袖であちこち出かけたものだから・・風邪の前兆が喉に現れたのだろう・・・・・と気が付いた。
そんな時でも、ベランダの正面に見える緑豊かな「千歳山」を眺めていると、又登りたくなってきて、「汗でも流せば喉のこの違和感もよくなるかもしれない・・!」などと勝手に解釈。
五月晴れの一昨日、私は、リュックに薄手のジャンパーとミネラルウオーターを入れマンション
を出て、早速「千歳山」に向かった。
風邪気味だとは言っても、体は何時もと同じ、途中にある稲荷神社まで一騎に登った。
先日はここからが違った。
何時もはその山頂までの間に、二三度は休みながら登るのだが、その30分間・・ゆっくり
ではあるが、一度も休むことなく一騎に山頂にたどり着けたのだ。
思えば最初のこの登山の何と苦しかったことか、その後4度目にして信じられない、見違える
ような”しなやか?”な体力が付き・・・諦めずに、ひたすら続けた事の効果を
私は身を持って感じた。
それにしても、・・この「千歳山」を親しみ持って訪れる人が何と多いことか。平日の昨日も、リュックを持った青年や、夫婦で登る人や、Tシャツだけを着てマイペースで登る60代だろうこんなおじさんや、家族で登る子供づれの親子など、老若男女・・・とにかく多い。木々の緑も美しく、それほど過酷ではないがほど良い運動になって・・山頂に上り詰めた時のあの爽快感と絶景・・という、この「千歳山」だからなのだろう。それに、万松寺から登る“上級者コース”や、私のようにこんにゃく屋近くの大鳥居から登る“中級者コース”、平清水から登る“初心者コース”と、その山道の自分にあった傾斜を選べるのもこの「千歳山」ならではである。
一昨日の山頂も、何時もと変わらずこの展望台のベンチで一休みする人が居た。私もこの展望台に登り、「こんにちは!」・・・何時もの絶景を又暫く楽しんだ。
最近は、「下山する時こそ一歩づつ踏みしめて降りないと、膝が壊れる・・」と言ってくれたあの“マタギ”の友人から、以前教わったこんなこともしっかりと守っている。
そして、私は毎回、途中にあるこの「稲荷神社」に、登る時ではなく、健康で山頂にたどり着き、無事下山出来たことへの感謝の意味で、帰りには何時も賽銭を捧げ手を合わせている。
自宅に帰った私は、汗でびしょぬれになったTシャツを着替え、その爽快感を味わっていたら、いつの間にか、あの喉の違和感がすっかり消えていたことに気が付いた。二日経った今日も、風邪の前兆は今のところ消えている。
“ひと”のからだのメカニズムの不思議さも改めて感じる。
さて、今週の週末、“マタギ”の彼の足はどうだろうか?
「もうそろそろ・・山菜は無くなる・・!。」らしいけれど、それでも何とか山の神秘に是非触れてみたい・・・と!
これまで、ひたすら体作りを続けてきたその効果が試される時だ!
私が何時も登りはじめる大きな鳥居の直ぐ横に、「千歳山」の魅力を紹介したこんなたて看板がある。