故:“筑紫哲也”氏と・・・「最後のニュース」 |
やっぱり「晴れ男」だった私は、初日はまあまあの天気で、二日目は珍しいほどの雲一つ無い晴天に恵まれ、色も鮮やかな紅葉をも楽しむことができたのだが・・・・。
今日のブログで、そんな今回の旅行の感動をたくさん伝えたかったのだが、私はこの旅行から帰り、以前録画しておいた故:「筑紫哲也」氏の追悼番組を見ていたら、彼がとても好きだったという『最後のニュース』を、サングラスの奥に涙しながら亡くなった彼のために歌い上げる“井上陽水”のその姿に・・私は、故:「筑紫哲也」氏の“もの”を見据える洞察力が光る「・・・・NEWS23」でトツトツと語るコラムコーナー『多事争論』の見事さを、この歌詞の美しさとダブらせながら感動していた。
故:「筑紫哲也」に、何時も私の心の奥にしっかりと伝わっていた彼の言葉と、肺癌に侵されながらも・・しっかり生き抜いたその姿に・・今心から感謝しながら、遅かりしも今日・・私は、もう一度彼のご冥福を祈らずにはいられなくなった。
そして、「・・・・NEWS23」のエンディングに流れたこの『最後のニュース』を聞きながら、久しぶりに“井上陽水”の魅力を、故:「筑紫哲也」氏と共有していた。(写真はネットから)
闇に沈む月の裏の顔をあばき
青い砂や石をどこへ運び去ったの
忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ
みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの
飛行船が赤く空に燃え上がって
のどかだった空はあれが最後だったの
地球上に人があふれだして
海の先の先へこぼれ落ちてしまうの
今 あなたにGood-Night
ただ あなたにGood-Bye
暑い国の象や広い海の鯨
滅びゆくかどうか誰が調べるの
原子力と水と石油達の為に
私達は何をしてあげられるの
薬漬けにされて治るあてをなくし
痩せた体合わせどんな恋をしているの
地球上のサンソ、チッソ、フロンガスは
森の花の園にどんな風を送ってるの
今 あなたにGood-Night
ただ あなたにGood-Bye
機関銃の弾を体中に巻いて
ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの
眠りかけた男達の夢の外で
目覚めかけた女達は何を夢見るの
親の愛を知らぬ子供達の歌を
声のしない歌を誰が聞いてくれるの
世界中の国の人と愛と金が
入り乱れていつか混ざりあえるの
今 あなたにGood-Night
ただ あなたにGood-Bye
『最後のニュース』:井上揚水