実施設計・・・完成! |
そんな光景を想像しながら、私はようやく自分の自由な時間を獲得した。
・・となれば、まずは美術館へと走りたい!。
ウキウキしながら私は今日、北か?・・・それとも南か?、いずれこのブログてご報告!・・。
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2012年 06月 27日
議論を繰り返した保母さんの希望や保育所の見学を重ねながら、私が考える“保育園”という建築の実施設計が今、ようやく完成した。細部までイメージを膨らませながら、私の作った保育所・・という空間では、既に子供たちが縦横無尽に走り回っている。昼近くにらなれば、園内に漂う美味しそうな臭いに誘われて、遊戯室から壁を切り抜いて作った厨房の“覗き窓”に、何を作っているんだろと、興味深々の子供たちが目をキラキラさせながら身を乗り出している・・・。
そんな光景を想像しながら、私はようやく自分の自由な時間を獲得した。 ・・となれば、まずは美術館へと走りたい!。 ウキウキしながら私は今日、北か?・・・それとも南か?、いずれこのブログてご報告!・・。 ▲
by aoki-sekkei
| 2012-06-27 08:28
| 建築・設計
2012年 05月 12日
![]() これは、本棚の解体作業・・・ではない。ある保育所を見学した時に保母さんに聞いた、子供たちの驚愕の行動なのである。それはまだまだ続く・・・・。 コンセントは子供たちの手の届かない高さに設置しないと、そのコンセントに入りそうな物はとりあえず何でも突っ込んでみる。消火器さえ倒してみるのである。鍵がかかっていない扉は、どこであろうが開けて出てみる。自分がぶら下がれそうな"もの"があれば、手あたりしだいにぶら下がってみる。例えば・・、タオル掛けなど(止めていたビスが抜けてしまう)。それにハンガー掛けのステンレスパイプ(まるで鉄棒のごとくぶら下がるのだそうだ)。 更に危険が伴うこんなことも・・・。 吹き抜けの2階手摺から絵本を持った腕を出して、その絵本を1階まで落としてしまう。どんな階段でも、這い這いしてでも登っていく。 ![]() これは、現在計画中の、ある保育園の基本設計に当たり、とりあえず、最新の保育所の見学を重ねている時のある光景なのである。大人たちとは全く違うトイレの構造や砂場やプールまで、設計者として心得ておかなければならないものを、自分のこの体に染み込ませておかなければならないのだ。 ![]() 見学なら、園児たちが昼寝をしている時が・・・と(下:遊びつかれたのか、ぐっすりと就寝中)、先日、保母さんの丁寧な説明を受けながら、そんな時間にお邪魔したある保育園。それにしても・・・いやはや、子供たちの行動は凄まじいものがあり、”保育園”という建築の設計に当たっては、その細部まで、ありとあらゆる想像力を何処までも鍛えなければならないようである。 ![]() ▲
by aoki-sekkei
| 2012-05-12 17:09
| 建築・設計
2011年 11月 09日
仕事の期限を守り、図面一式をお客様にお届けした昨日、私はそのまま車を南に走らせた。かねてから、その空間を体験してみたかったある建築を目指したのである。それは、軽井沢にある「千住博美術館」。設計は、日本を代表する建築家「西沢立衛」氏。私は今日、建築概念すら変えてしまうようなその建築空間の美しさに衝撃を受け、今、ある軽井沢のホテルから更新である。この感動は、いずれ帰宅した後に、写真で紹介しながら詳細にブログにて。
さて、今日はこのまま風呂に入って・・・寝ることに・・・。 ▲
by aoki-sekkei
| 2011-11-09 22:45
| 建築・設計
2011年 10月 06日
![]() ![]() つまり、長年、弟子入りして培ってきた仕口の技は、コンピューターに取って代わられてしまった・・というわけである。仕事が少なくなった職人さんは大工さんだけではない。外壁がタイル目や石目や土塗り壁だろうが、そのように化粧されたサイデイングに取って代わり、石や左官やタイル職人さんの仕事も激減した。風呂場でさえユニットバスとやらでタイルは張らなくなったのである。部屋の壁は、塗り壁でも塗装でもなくビニールクロスにかわり、建具までもが各メーカーが既製品を量産するようになり、塗装や建職人の仕事まで奪われてしまったのである。でも、何時の時代か?、価値観やライフスタイルの変化や、“住む”・・ということに対する思考や主義が変われば、又そんな職人さんたちが腕をふるえる時代が来るのかも知れない。 (そんな職人さんの横では、左官職人さんだったという今は亡き施主のおじいちゃんが、コテを駆使し作り上げた「二宮金次郎」の像が佇んでいる。下) ![]() ▲
by aoki-sekkei
| 2011-10-06 11:33
| 建築・設計
2010年 12月 12日
![]() ![]() そしてその夕方、私は東北新幹線に乗った。いつもなら車で40分もあればその現場に着けるのだが、昨日は、その「竣工祝い」・・こと、「お食事会」に参加するために新幹線に乗り、片道19分間の旅をしたのである。そして、「お食事会」の席にて、竣工した住宅をお客様に喜んでもらえたその瞬間は、設計士として、冥利に尽きる瞬間である(下)。帰りの新幹線のその19分間、車窓から流れる街の灯りを楽しみながら・・一人“ワンカップ”を口にし、ほんのり酔いが増した瞬間、・・・ささやかだが“至福の時”の味わいである。 ![]() ▲
by aoki-sekkei
| 2010-12-12 16:32
| 建築・設計
2010年 12月 06日
今日は、久しぶりの更新である。期限の迫った仕事に加え、先日は、ある学院の一室で朝から晩まで、「一級建築士定期講習」なるものを受けていた。私が一級建築士を取得してから32年経つが、これは初めてのことである。つまり、二年前の平成20年に「建築士法」が改正され、免許を持つものは三年に一度「定期講習」を受けなければならないことになったのだ。
![]() この法改正の発端は、あの「姉歯」元一級建築士による構造計算偽装事件(耐震強度偽装事件)だったのである。日本全国で、構造計算をなりわいにしているたくさんの人たちの中で、日頃から“偽装”が横行していたのならいざ知らず、「姉歯」元一級建築士の、たった一人による偽装だったのである。(2007年に発覚したアパホテルの偽装問題は少し意味合いが異なる。) この偽装により完成したマンションを購入してしまい、倒壊するかもしれないそのマンションに住めず、ローンだけを抱えてしまった人は少なくないだろう。先日、私は学院に缶詰になりながら、この「定期講習」の良し悪しは別として、改めて、たった一人「姉歯」元一級建築士の罪は、計り知れないほどに大きい・・・と。(彼は、懲役5年、罰金180万円の実刑を受け、現在服役中。当時の私のブログ・・「あの “姉歯偽装事件” 判決!」・・もどうぞ。) ▲
by aoki-sekkei
| 2010-12-06 09:20
| 建築・設計
2010年 07月 05日
工事中だからこそ観光客で大いに賑わう・・などとは、古今東西、この「東京スカイツリー」だけかも知れない。つまり、完成してからは、変らないその姿を何時でも見ることは出きるだろうけれど、日々、僅かずつ上へ上へとのび続けるこの「東京スカイツリー」の姿は、訪れたその時の、二度と見ることの出来ない“その時の光景”なのである。2012年春のOPENを目指して、着々と進められている「東京スカイツリー」だが、現在398メートルまで完成。そして、150メートルまでをマスコミなどに一般公開されているという。
![]() ![]() それに、一見無機質に見えるこの“カタチ”やデザインや構造には、日本古来からの建築技術がたくさん応用されているのだというから驚く。空に向かって伸びる“大きな木”をイメージしたという、その“カタチ”のシルエットは、伝統的日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識しているのだそうだ。つまり、日本独自の建築技術の代表とも言える五重塔は、心柱を中心として各層が独立した構造となっているのだが、この「東京スカイツリー」の構造システムも、この五重塔にみられる制振システムを最新の技術で再現したものなのだという。更に、このタワーの足元は、圧迫感の低減や日影等の影響にも配慮して三角形なのだが、頂部に向けて、「そり」や「むくり」を表現しながら“円形”へと変化していく。つまり、見る角度や眺める場所によっては様々な表情を魅せてくれるのだそうだ。 昨日、深夜に放送された、テレビ東京の『ガイアの夜明け』で、そんな「東京スカイツリー」の周りで奮闘する人たちが紹介され、私は、とても興味深かった。まだその姿を目にしていない私は、是非、その足元に立ち、青空に向ってのび続けるこの「東京スカイツリー」を、ぜひ完成前に、目の当りにして見たい・・と思った。 ▲
by aoki-sekkei
| 2010-07-05 12:45
| 建築・設計
2010年 07月 04日
新しい建築を作る時は、古くなった建物の解体から始まる時も少なくない。それは、昔なら重機だけを駆使し、怪獣が踏み潰すがごとくに、バリバリと壊していたのだが、最近の産業廃棄物の規制や、平成12年に資源の再利用というリ「建設リサイクル法」が制定されてからは、その解体方法ががらりと変った。
建築の解体は、まずは重機が入る前に、手作業で再利用出きるものを仕分けなくてはならないのだ。小さな携帯電話からも、金属などを再利用しようというこの時代に、一棟分の建築には、再生可能な資源はたくさんあるのだから、この手作業もやむおえない。 ![]() (写真は、昨年、私が設計し、古民家再生によって完成した住宅の棟木附近。) 勿論、どんな建物でも再生出きる訳ではないが、今では入手が難しくなった欅材や桧材がふんだんに使われている古民家などが多く、むしろ現代の化学製品で加工された新建材とは、その寿命においても貴重さにおいても比べ物にならない。まして、電気のない時代に、全て手作業で削り取った木材を、当時の職人によって柱や梁の一本一本を匠に組み合わせられたその構造そのものにも“構造美”すら感じさせる。更に、釘や金物に頼らないその継ぎ手の絶妙さなどは、むしろ“芸術”・・と言っても過言ではない。 勿論、そんな芸術品を一棟丸ごと再生できれば幸いではあるが、現代の建物にマッチするよう、部分的に再生させる方法もある。例えば、和風の店舗などには、その玄関の扉に百年経った蔵の大きな格子戸を使い、それを自動ドアとして再利用するとか、吹き抜けの空間に、古民家の梁組みを利用し再生させるといった方法だ。 ![]() それにしても、150年もの間、全くと言ってよいくらいに劣化はしていないこの梁の美しさ!。長年建築を支えてきたこの一本一本の梁に、まさに体で触れながら長い時間この梁と向き合っていた私は、それを削り出した職人も含め、この建築の中で、繰り返し繰り返し行われてきた“ひと”の長い営みを想像していた。勿論、当時の職人は、まさか、150年後に、再び新しい住宅に再利用されようとは、夢にも思わなかったことだろう。 よろしければ、古民家再生に関した私の過去のブログ 古民家再生 “完成内覧会” 大工さまは “芸術家”? もどうぞ。 ▲
by aoki-sekkei
| 2010-07-04 13:45
| 建築・設計
2010年 05月 22日
![]() ![]() ![]() この、既に13年前、長野県南佐久郡に完成していた、安藤忠雄:設計、「小海高原美術館」。私は、内部空間の何時も期待を裏切らない伸びやかだが、きりっとした切れのある豊かな空間を体で感じながら、常に安藤らしい“カタチ”に出きる感性の鋭さに驚いていた。そして、その空間をゆっくりと、充分味わった私は、その帰り際、やはりあの専用展望台に登らないわけには行かない。 ![]() ![]() 私は、この展望台で、その美しい姿を暫く眺めながら(冒頭の写真)、同じ建築家として、足元にも及ばない私だが、又、少しだけ感性が大きく豊かになれたような気がした。 下、チケットより。 ![]() ▲
by aoki-sekkei
| 2010-05-22 11:59
| 建築・設計
2010年 05月 15日
![]() 私が建築を志してから、特に、建築設計事務所を設立し一人独立してからというもの、日本に限らずどれだけの有名建築を見て廻ったことだろうか。英語は話せずお金も無いが、怖さを知らない約30年前の20代から、僅かななけなしの金を叩いては、スペインの建築家「アントニオ・ガウディー」や、フランスは「コルビジェ」など、当時刺激を受けていた建築家の作り出す“建築空間”を肌で感じ続けてきた。勿論興味があったのは国外だけではなく、「丹下健三」・「黒川紀章」・「吉村順三」・「磯崎新」・「安藤忠雄」・・などなど、当時、若き建築家の卵たちを常に牽引していた日本の建築家の作品にも、車や電車を乗り継ぎ、ようやくたどり着いてはその空間を目の当りにしてきた。そんな蓄積が、今の自分の根底にある、その土台の一部であることは間違いない。 ![]() ![]() (上:同美術館ホール) ![]() 1990年日本芸術院会員。 日本の伝統とモダニズムの融合を図った。 皇居新宮殿の建設にも関わっている。 彼のこの最後の作品は、確かに私の知る「吉村順三」の建築であり、あの、純粋により魅力的な建築空間を捜し求めていた「吉村順三」は、晩年まで決して枯れてはいなかったのだと、いや、その感性は益々研ぎ澄まされていたのだと・・、私は感動しながら、在りし日の「吉村順三」の、あの笑顔を思い出していた。 ▲
by aoki-sekkei
| 2010-05-15 10:37
| 建築・設計
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